<日本女子アマチュア選手権 Presented by カープレミア 最終日◇19日◇北海道ブルックスカントリークラブ(北海道)◇6578ヤード・パー72>
首位でスタートし、ナショナルチームの赤のユニフォームに身を包んだ最終組の2人は、優勝に手が届かなかった。廣吉優梨菜(福岡第一高2年)が2位で岩永杏奈(大阪桐蔭高3年)が3位。表彰式では、逆転優勝でトロフィーを掲げる同じナショナルチームの長澤愛羅(日本ウェルネススポーツ大1年)の横で、入賞者のメダルを手にした。
廣吉は1番のバーディでスタートしながら、その後の3番、7番でのボギーを「もったいなかった」と悔やんだ。3バーディで盛り返した後半には納得の表情も浮かべるが、「前半落としたのが原因」と敗因を分析した。
優勝した長澤は前の組だったため、スコア状況を把握することがなかなかできず、「杏奈ちゃんについていこう」と照準を同組の岩永に合わせた。それでも「66」をたたき出した長澤に交わされ、2打差で敗戦。「きょうはピンポジも難しかったし、風も吹くなかで6(長澤の6アンダー)はすごい。単純に強いなと思います」。2学年上の先輩のプレーを称えるしかなかった。
来年の日本女子アマは、日頃から拠点にする福岡県のザ・クラシックゴルフ倶楽部が舞台になる。高校3年生で迎える大会は、順調にプロになれば、最後の出場機会になる。「出られれば、いつも回らせてもらっているコースなので、少しは有利かなと思う。近いので頑張りたいです」。地元での悲願達成を目指していく。
岩永は昨年大会で2位に終わった悔しさを晴らすことはできなかった。前半2つ伸ばしながら、勝負の分かれ目になったのは12番だと振り返る。「ティショットを引っかけて、ボギーを打ってから、あまり振れなくなってしまいました」。そこからはなかなかチャンスにつかず、耐える展開を強いられた。
「緊張しましたし、楽しかったけど、うまくいかなかったのはまだ実力が足りないと思う」。このうっぷんは来週23日から始まり、廣吉とともに出場する「トヨタジュニアワールドカップ」(愛知県・中京GC石野C)で払拭する。「優勝できるように頑張ります」と、気持ちを切り替える。
結果的にトップ3をナショナルチームが独占。またこの3人はアマチュア日本ランクの上位3人でもある(1位:岩永、2位:廣吉、3位:長澤)。優勝した長澤も、「みなさん上手だし、きょうは絶対に伸ばさないといけないと思った。本当にいいライバルです。普段は一緒に合宿とか練習をしていますが、普段一緒だからこそ勝ちたい気持ちがありました」と、2人の存在が闘争心をかきたてたことを明かしている。この大舞台での優勝争いの経験を、今後の糧にしていく。(文・間宮輝憲)
