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ピラミッドを下から支える意識と、それを示すこと〜JFA田嶋会長の言葉から〜【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

ピラミッドを下から支える意識と、それを示すこと〜JFA田嶋会長の言葉から〜【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2020年4月14日 18時00分

自身も新型コロナウイルスに感染し、治療を受けていた田嶋会長は、復調とともにウェブでのインタビューに応じている。冒頭の言葉は、そこでのものだ。

Jリーグのクラブはもちろん、街クラブ、そこで働くコーチやアルバイトに至るまでを、経済的にも支えることにまで言及。そうしなければ、ウイルス感染拡大の恐れが終息した後、元の状態に戻れないことを明言している。「我々がしっかりとそれをつなぐことを考えないといけない。借金をしてでも救済することを考えていかなければ、サッカー自体が死んでしまう」とまで口にしている。

ゴルフの世界にあてはめれば、頂点はプロツアー。そこにはプロだけでなく、選手のキャディやトレーナー、マネージャー、コーチなど、ツアーを支える人々も含まれている。さらに、トーナメント関連で働く人々、なかでもフリーランスで大会運営にかかわる人々のように、極めて弱い立場にいる人たちも、ツアーの一部だ。

裾野を広げているレッスンの世界も、ピラミッドの大きな構成要素を占めている。三密(密接、密閉、密集)要素が強いインドアスクールや練習場が、一番早く営業しにくくなった。要請には入らなかったとはいえ、屋外練習場も少しずつ、営業を自粛するところが増えている。オープンエアのゴルフ場とて万全ではない。収入を得る機会が激減し、ウェブを使ったレッスンや発信などに頼る者も増えている現状がある。

「我が国のゴルフ界を代表する組織です」と、公式ウェブサイトで宣言しているように、日本ゴルフ協会(JGA)は、プロの世界のさらに“上”にいる意識でいる。しかし、日頃以上に、緊急事態での動きが見えてこない。主催競技の詳細変更や、事務局を約1カ月間テレワークにすることなどしか明らかにしておらず、まったく頼りにならない。今に始まったことではないが、日本のゴルフ界代表を自ら標ぼうしているくせに、この体たらくだ。

では、ツアー競技の中止という現実に直面しているプロの団体はどうだろう。現状では、次から次へと続く大会中止への対応に必死で、それ以上のことにはなかなか話が及ばない。

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