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パーがわずかに4つの一日 野村敏京が『+5』から自信回復のカムバック「まだ私はいけるって思えた」

パーがわずかに4つの一日 野村敏京が『+5』から自信回復のカムバック「まだ私はいけるって思えた」

配信日時:2022年6月20日 11時20分

マイヤーLPGAクラシック 最終日◇19日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6556ヤード・パー72>

18ホールでパーが4つ。これが最終日の激闘を物語っていた。3日目に「65」をマークしトータル10アンダー・14位タイまで駆け上がった野村敏京は、8バーディ・4ボギー・2ダブルボギーという結果に、「きょうは悪くなかったのに悪い。悪いのに悪くない。そんな気持ちを行ったり来たりして忙しかった」と苦笑いを浮かべた。

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首位と8打差で迎えた最終日。「今週はアイアンの距離感と方向が本当によくて、頑張ればチャンスがあるとティショットを打つ前に思っていた」と、上位をうかがってスタートした。しかしファーストショットにミスが出て、いきなりのボギーに。さらに2番、4番ではダブルボギーと、序盤4ホールで『+5』と大きなビハインドを負った。

「4番までは自分の精神じゃないという感じ。忙しかったし、私は今何をやっているんだろうって」。そう混乱もしたが、前日までに感じていた状態のよさは気のせいではなかった。出入りは激しかったものの、バーディラッシュで巻き返し。最終18番ではイーグル逃しながら、バーディを奪いイーブンパーまで戻した。ナイスカムバックで24位タイ。今季最高位で4日間を終えた。

4月にハワイで行われた「ロッテ選手権」で自身の今季開幕戦を迎えた。この時は「ツアーに戻るか戻らないかもはっきり決めてなかった」と、迷いのなかでのプレーだったと打ち明ける。予選は通過したものの48位タイに終わったが、ここを過ぎた頃から心境にも変化が。「練習を始めてゴルフに集中してやった。今はゴルフスタイルが落ち着いてきたなって感じる」。この気持ちが、今後の期待感に変わる。

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