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原英莉花は最後に『68』も不満…「スタートダッシュできなかった」

原英莉花は最終日に「68」をマーク。それでも表情は晴れなかった。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2024年3月3日 15時32分

原英莉花は最終日に「68」をマークも…。表情は厳しかった
原英莉花は最終日に「68」をマークも…。表情は厳しかった (撮影:上山敬太)

<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇3日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6595ヤード・パー72>

原英莉花が3日間並べた『73』の呪縛から解放された。「何をしてもオーバーなのかなと(笑)。『今年もしょぼいな』とか思われたかもしれないので、とりあえずは赤字(アンダーパー)で終われたのでよかったです」。最終ラウンドは5バーディ・1ボギーの「68」と取り戻し、トータル1アンダー・27位タイで国内初戦を終えた。

原英莉花のちゅーちゅータイム【写真】

「パットが決まってくれたかな。チャンスは4日間つくれていたけど、流れを変えるパットが入ってくれていなかった」。3日間はストレスの溜まるゴルフだったが、最後の最後でようやく決めきることに成功。この日は“直角”パットもねじ込んだ。

90度切れるパットは後半の7番パー5。「ピンの奥につけてしまった。直角に曲がるくらいのスライスラインを入れました。風もあるし、『いやだな』みたいな感じでした」というパットを「触るだけ」の優しいタッチでカップに沈めた。

先週はタイで行われた米国女子ツアーに参戦したが、この2戦を終えて感じたのは50ヤード以内の精度。「ピンが手前にきられているホールで、50ヤード以内のショットを奥につけてしまうところがあったので、アプローチのバリエーションの必要性は感じましたね」。課題に挙げているチャンスメークのためのアイアンショットとともに、アプローチの精度と距離感も詰めていく。

4日間を終えて、表情は曇りがち。本来なら納得の滑り出しを見せたい国内開幕戦だったが、「最後60台でも良くはない。毎年同じような感じ。スタートダッシュはならなかったですね」と悔いの残る沖縄戦となった。春先での優勝を目指す今季。最後は「また来週頑張ります!」と元気にコースをあとにした。

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