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女王候補・佐久間朱莉が今季3度目の首位発進「気持ちよかった」 ショットで決めたイーグルに思わず“バンザイ”!

佐久間朱莉は米ツアー組がいる大会での勝利で、女王に前進したい。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2025年10月23日 18時51分

佐久間朱莉は女王前進につながる4日間にしたい。
佐久間朱莉は女王前進につながる4日間にしたい。 (撮影:福田文平)

<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 初日◇23日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6562ヤード・パー72>

メルセデス・ランキング(MR)1位を走る佐久間朱莉が、満点ラウンドで2週前の「スタンレーレディスホンダ」に続く、今季3度目の首位スタートを決めた。ハイライトはインから出て迎えた15番パー5。58度のウェッジを握った残り55ヤードの3打目はピンハイに着弾し、ワンバウンドしたボールはバックスピンで戻り、カップに吸い込まれた。

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「多分ショットで奪ったのは今季初めてかも。気持ちよかったです」という今季6個目のイーグル。カップインはしっかり見届けた。思わずバンザイ、全身で喜びを表現した。2打目をグリーン左ラフに外した11番パー4など序盤のピンチをしのいだあとのショット・イン・イーグル。ボギーを打たない粘りのプレーが伏線になったビッグプレーだった。

「出だしからあまりバーディチャンスがなくて、シビアなアプローチだったり、シビアなパーパットを打っていた。しっかりそこをパーセーブできたので、すごくいいプレーができたんじゃないかなと思います」

16番パー4は3メートル、17番パー3は4メートルを沈めて、一気にスコアを伸ばした。後半も1つ伸ばして、ボギーはなし。櫻井心那の欠場で2サムとなった西村優菜も、6バーディでボギーなしの「66」で首位スタート。同じく2サムだった2022年「日本女子オープン」最終日以来となる6度目の同組ラウンドもスタートダッシュを演出した。

「ひさしぶりに日本に帰ってきた優菜ちゃんと回れて、本当にいい流れでプレーできたと思います」

プロ5年目の今年4月に念願のツアー初優勝を飾った。そこから、ほぼ1カ月置きに優勝を重ねた。だが、3勝目を挙げた「アース・モンダミンカップ」から優勝はなし。「日本女子オープン」の2位などトップ10入りは6度もあるが、てっぺんには届きそうで届かない。

MRはトップを快走しているが、2位の神谷そらとは241.47pt差。安穏とはしていられないが、神谷は13ホール終了後に途中棄権した。優勝ポイントが300ptの4日間大会。大きく差を広げるチャンスも到来した。

「少しずつだけど、内容がいいゴルフができている。今の自分の課題にフォーカスして、あと3日間やりたい。もちろん優勝を狙っていきたいです」

3勝目だったアースの優勝賞金はツアー最高額の5400万円で、今大会も優勝賞金3600万円の高額大会。優勝すれば今季獲得賞金は1億9500万円を突破し、2億円に王手をかける。名も実もある今季4勝目へー。今大会も含めて残り6試合。女王候補がロングスパートに舵に切る。(文・臼杵孝志)

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