<ニチレイレディス 最終日◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6590ヤード・パー72>
今大会を終えて、第1回リランキングが実施された。昨年のQTで決まった出場優先順位が、今季のメルセデス・ランキングをもとに見直される制度で、来週「EARTH MONDAMIN CUP」から新たな順位が適用される。
ルーキーたちがリランキング争いで奮闘した。最上位につけたのは藤本愛菜。14試合に出場し、QT21位からリランキング3位に浮上。今大会では初の最終日最終組を経験し、序盤につまづきながら、終盤に盛り返して1打差4位に入った。
「いつもだったらグダグダと落ちてしまうような感じだけれど、最後まで諦めずにバーディを取れたことは成長。落ち込まずに最後まで諦めなかったからですね。優勝争いをたくさんして、経験を積んでいけば、初優勝ができると思う。その時を待ちたいです」。第2回リランキングの突破も確実。ルーキー優勝一番乗りを目指していく。
主催者推薦選考会(チューズデートーナメント)を通過した吉﨑マーナは、プレーオフのすえ敗れて2位。「達成感はない」と涙をこらえたが、105ptを獲得してリランキング24位に急浮上。前半の苦戦を吹き飛ばす一発逆転で、中盤戦の出場権をつかんだ。
ボーダーラインとされる40位で大会を迎えた鳥居さくらは踏ん張った。28位タイで終えてリランキング37位に浮上。フル出場権を確保した。「予選通過をマストで目指していた。前の大会は(リランキングや予選通過を)意識しすぎて自分のゴルフができなかったので、今回はその気持ちを消して回りました」と振り返った。
QT166位だったため、今季ここまでの6試合はすべて推薦出場。「(所属する)Skyさんがなければ試合に出られなかったので感謝したいです。同級生がいっぱい頑張っているから、負けじと食らいついていきたい」。直近の目標は地元・兵庫開催の「日本女子オープン」に出場すること。「めっちゃ生意気ですけど…(笑)。お金よりもポイントをがっつり稼いでいきたい」と笑った。
QT1位の倉林紅はリランキング13位。用具契約を結ぶヨネックスの冠大会で2位に入ってポイントを稼ぐことができ、気持ちに余裕をもって今大会を迎えた。「もう少し早い段階で決めて、余裕をもって上を目指したかったけれど、まずはよかった。優勝争いを経験していけばチャンスがくる。それを無駄にしないように、毎試合を大事にしていきたい」と、この夏を見据える。
「プレッシャーをかけすぎていた」という序盤から、笑顔が見られるシーンが増えてきた。「うまくいかないときでも応援してくださる方が試合を重ねるごとに増えて、それがすごくうれしくて励みになっています。楽しんでゴルフをやっている姿がいいね、と言ってくださる方が多い。これからも大切にしていきたいです」と目尻を下げた。
今大会が今季2試合目だった池羽陽向は24位タイに入り、リランキング69位までジャンプアップ。ただ、目標としていた「EARTH MONDAMIN CUP」や「ソニー 日本女子プロ選手権」の出場は微妙な状況。「あと一打でも良ければ…。来週はウェイティングします。今年はできるだけQTをファーストから受けないようにしたい。ウェイティングかステップか、スケジュールはいまから考えます」。それでも初の予選通過に表情は明るかった。
ほかにもジ・ユアイ(21位、中国)、前田愛(35位)がリランキングを突破。プロテストトップ合格の伊藤愛華(55位)、田村萌来美(59位)は限定的な出場権となりそう。肥後莉音(73位)、鳴川愛里(76位)、松原柊亜(80位)にとっては厳しい結果となった。(文・笠井あかり)
■98期生のリランキング結果(カッコ内はQTランク)
3位 藤本愛菜(21)
13位 倉林紅(1)
21位 ジ・ユアイ(17)
24位 吉﨑マーナ(149)
35位 前田愛(41)
37位 鳥居さくら(166)
55位 伊藤愛華(16)
59位 田村萌来美(102)
65位 中澤瑠来(118)
69位 池羽陽向(190)
73位 肥後莉音(23)
76位 鳴川愛里(45)
80位 松原柊亜(56)
94位 千田萌花(90)
98位 佐田山鈴樺(37)
151位 横山珠々奈(133)
156位 高田菜桜(138)
164位 木村円(146)
200位 杉山もも(188)
203位 森村美優(192)
231位 横山翔亜(220)
308位 ワン・リーニン(297)
