<マイヤーLPGAクラシック 最終日◇21日◇ブライスフィールドCC(ミシガン州)◇6611ヤード・パー72>
山下美夢有が5打差の7位から出た最終日に、驚異的な追い上げを見せた。前半に5つ伸ばすと、後半も4つのバーディ(1ボギー)を奪って、今週の全体通じてベストスコアタイとなる「64」。最終18番をバーディで締めくくりトータル17アンダーまで伸ばすと、優勝を争ったロティ・ウォード(イングランド)がその18番でボギーを叩き、プレーオフへと突入した。
そして1ホール目に1.5メートルのバーディパットを沈めた山下に軍配。昨年11月にマレーシアで行われた「メイバンク選手権」以来となる米ツアー通算3勝目を手にし「やっとというか、調子が上がってきたなかで、優勝にもつながってくれてよかった」と笑顔を見せる。
これが山下にとっては日米通算16勝目。プレーオフは日本で4戦して2勝、米国では2戦2勝で、計6戦4勝2敗という結果になった。日本で敗れた2試合は、岩井明愛、千怜との“史上初の双子によるプレーオフ”に加わった2023年の「RKB×三井松島レディス」(優勝は岩井千怜)と、リ・ハナ(韓国)、仁井優花と争い、最後はリ・ハナが勝利した同年の「樋口久子 三菱電機レディス」。一方、1対1の“タイマン勝負”での負けなしは継続し、今回で日米合わせて3勝目になった。
また、これまでの16勝のうち、最終ラウンドを首位で出て逃げ切ったのは22年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」(6打差首位→優勝)、昨年の「AIG女子オープン」(全英、1打差首位→優勝)など10試合。プロ初優勝を挙げた21年の「KKT杯バンテリンレディス」(2打差4位→優勝)など、プレーオフでの勝利も含めた“逆転V”は、今回が6試合目となった。
なお、前回のメイバンク選手権も、8打差の11位から出た最終日に「65」をたたき出してつかんだもの。この時はトータル18アンダーで並んだハナ・グリーン(オーストラリア)、チェ・ヘジン(韓国)との三つ巴のプレーオフを制してつかんだ勝利だった。今回の5打差ビハインドからの優勝については「勢いに乗れたし、それが1番大きい。ショットも含めて、いいイメージで回れた」と振り返る。なお5打差は、メイバンクに続く2番目に大きい打数差で、改めて爆発力も印象付ける優勝だった。
【山下美夢有の日米通算16勝とVパターン】
■2021年
★「KKT杯バンテリンレディス」
(2R 2打差4位→優勝)
■22年
「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」
(3R 6打差首位→優勝)
「宮里藍 サントリーレディス」
(3R 4打差4位→優勝)
「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」
(2R 8打差首位→優勝)
★「伊藤園レディス」
(2R 2打差2位→優勝)
「JLPGAツアー選手権リコーカップ」
(3R 1打差首位タイ→勝みなみとのPOのすえ優勝)
■23年
「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」
(1R 1打差首位→優勝)※短縮競技
「ブリヂストンレディス」
(3R 2打差首位→優勝)
「リゾートトラストレディス」
(3R 1打差首位→優勝)
「ニチレイレディス」
(2R 4打差首位→優勝)
「JLPGAツアー選手権リコーカップ」
(3R 2打差首位→優勝)
■24年
★「富士通レディース」
(2R 2打差6位→古江彩佳とのPOのすえ優勝)
「大王製紙エリエールレディス」
(3R 4打差首位→優勝)
■25年(以降、すべて米ツアー)
「AIG女子オープン」
(3R 1打差首位→優勝)
★「メイバンク選手権」
(3R 8打差11位→ハナ・グリーン、チェ・ヘジンとのPOのすえ優勝)
■26年
★「マイヤーLPGAクラシック」
(3R 5打差7位→ロティ・ウォードとのPOのすえ優勝)
※★は逆転優勝(POでの勝利も含む)
【PO戦績】
日本ツアー 4戦2勝2敗
米ツアー 2戦2勝

