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22年大会で西郷真央が史上最速10戦5勝 劇的イーグルの裏にあった思惑【思い出フォト】

これまで多くの名勝負、名場面が生まれた国内女子ツアー。それらのシーンを当時の写真とともに振り返る。今回は「ブリヂストンレディス」の2022年大会をプレーバック。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年5月21日 16時00分

2022年大会。西郷真央が史上最速の10試合5勝を記録
2022年大会。西郷真央が史上最速の10試合5勝を記録 (撮影:米山聡明)

千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースで行われた2022年大会は、西郷真央が4日間トータル13アンダーで逃げ切り優勝。出場10試合でのシーズン5勝は、2004年に不動裕理が打ち立てた11試合を上回る最速記録となった。

【連続写真】ヒザの高さが変わらない! メジャーを制した西郷真央のドライバースイング

最終日は大混戦となった。4人がトータル10アンダーで並んだ16番パー5。ラフから打った2打目をグリーン左手前のバンカーに入れ、右サイドに切られたピンまでは25ヤードだった。58度のウェッジで打った3打目は「ライはきれいで(グリーンの)ラインはほぼストレート。思ったところに打てればやさしいシチュエーションだったので、タップインできればという感覚で打ちました」とそのままカップに吸い込まれた。チップインイーグルを奪取すると、両手を広げて喜びを爆発。後続に2打差をつけて単独トップに浮上した。

運も味方をしたシーンだったが、キャディとこんなマネジメントを組み立てていた。袖ケ浦CCのインコースにあるパー5は16番、18番と終盤に勝負所が集中。西郷自身も「獲らないといけない」という思いで16番ティへ入った。ティショットはラフに入れ、そこからグリーンをキャッチするのは難しいと判断。その日の調子も考慮し、バンカーに入ったとしてもグリーンまで運ぶことを選択した結果がイーグルにつながった。

前半は4番で1つ落とし、「追われている感覚でつらかった」。ハーフターンでは稲見萌寧に逆転され、追う立場に。攻めの姿勢に切り替え、11番はパーとしたが13番で奥3.5メートルのバーディパットを沈めると「いい流れになった。イーグルにつながった要因がこのあたりにありました」と振り返った。

最終18番もバーディで締め、2位の稲見に2打差でホールアウト。不動裕理超えの金字塔を打ち立てた。

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