<~全英への道~ミズノオープン 初日◇28日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7480ヤード・パー72>
全長7480ヤードで、強風が選手を苦しめることで知られるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部。しかし、初日は穏やかな天候で、伸ばし合いの展開になった。午前組の木下稜介が「62」をマークすれば、午後組の小平智も1イーグル・7バーディの「63」と会心のラウンド。2位で滑り出した。
「コースとの相性はめちゃめちゃ悪い」と苦笑いを浮かべた。同コース開催の今大会には8度目の出場。「苦手というより、伸ばせるイメージが湧かない」と話すように、2016年大会の第1ラウンド、第3ラウンドの「67」が自己ベストで、それ以降は一度も60台をマークできていなかった。
この日は風が穏やかだったことに加え、開幕前日の雨の影響で「グリーンも止まる」コンディション。「スコアが出るかなっていう感じはありました」と予感はあった。「アイアンの距離感が合っていなかったり、パットが一筋違ったり」と前半は2アンダーにとどまったが、「かみ合ってくれた」後半で一気に7つ伸ばした。
好発進を支えたのは、新たに投入したドライバー。「中日クラウンズ」からタイトリストの最新モデル『GTS3』を使用している。「前澤杯」のプロアマでは『GTS2』をテスト。「シャローっぽい顔が気に入っているけど、スピン量が多くて風に弱い感じがする」と不安要素があったが、浅重心の『GTS3』にすることでスピン量の問題が解決した。
「振りやすいですし、狙った球が出る。イメージがいいです。安定感も出てきた」。この日のフェアウェイキープ率は71.4%(10/14)と高水準。ゲームの土台を作っている。
今大会の上位3人には「全英オープン」(7月16日開幕、ロイヤルバークデールGC/イングランド)の出場権が与えられる。「いつもは3位に入れると思って出ていない。初日なのでまったく意識はしていない」としながらも、苦手意識のあるコースでつかんだ好発進にうなずく。
「最終日に(全英に)いけるような位置、優勝を狙える位置に入れればなと思っています」。ベテランは4度目の全英出場、今季初優勝を虎視眈々と狙っている。(文・杉本夏希)
