<~全英への道~ミズノオープン 最終日◇31日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7480ヤード・パー72>
首位と4打差の5位タイから初優勝を目指した38歳・永野竜太郎。最終日は7バーディ・1ボギーの「66」と好スコアをマークしたものの、トータル19アンダーの2位タイに終わり、優勝したショーン・ノリス(南アフリカ)には5打届かなかった。
「優勝を目指してはいましたが、ショーンがあれだけいいプレーをしたらさすがに。はい。無理です」と包み隠さずに話し始めた永野。この4日間は「ショットも体のコンディションも良かった」と振り返るが、それは今大会に限った話ではない。
「何かを変えたわけではないですが、今年はずっと安定している」というように、国内開幕から6戦予選落ちなしで、トップ15入りが4回。「コンディションが良く、焦りのない状態で試合に臨めているのが大きいと思います」と分析する。
2位に入ったことで海外メジャー「全英オープン」の出場権を獲得。2021年以来2度目の挑戦になるが、「楽しみ……じゃないです。スポット参戦は行ってみないと分からないし、意気込みもマジでないです」とバッサリ。「コースもタフ、天候もタフ、ポンドもタフ。三重苦ですよ」と苦笑いを浮かべた。
ただ、全英を有意義な時間にしたいとは考えている。「向こうの選手と比べて、自分がどの位置にいるか、どれくらいやれるか、何が足りないかを確認できるものさしだと思っている。やっぱり外で見ているよりも、中で一緒にプレーしないと分からないし、同じゴルフ場で回ってみてその差が分かる。特にメジャーならトップの選手が本気で来るので、良い機会なのかな」。
38歳ながら、ドライビングディスタンスは313.39ヤードで3位につけている。本人は「楽しみじゃない」かもしれないが、イチ観客としては世界の飛ばし屋たちとの“競演”に期待が膨らむ。(文・杉本夏希)
