<~全英への道~ミズノオープン 最終日◇31日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7480ヤード・パー72>
初日、2日目の取材では、「優勝も、全英出場権もそこまで意識していない」と話していた小平智。しかし、3日目終了時には「ここまできたら優勝しか意識していません」と熱い気持ちで最終ラウンドに挑んでいた。
首位と1打差の単独2位でスタート。2番パー5でバーディが先行したが、8番と9番で思わぬ罠にハマった。
8番パー3では手前のバンカーにつかまり、まさかの目玉に。脱出はできたもののグリーンからこぼれ落ち、「奥のラフからは悪くなかった」と1ピンに寄せるも2パットのダブルボギー。そして9番のティショットは「手応えは悪くなかった」が右の池に入ってしまい、連続ダボで一気に4打落として優勝争いから後退してしまった。
ただ、心境は大きく変わらなかった。「変な気持ちにはなりませんでしたね。キャディとも話していましたが、8番、9番は全部いいショットだったから、普通にやったら戻せる」と平常心のまま後半へ。10番から14番まではパー。15番から3つバーディを奪ったものの、トータル16アンダー・4位タイで優勝のショーン・ノリス(南アフリカ)に8打差をつけられた。
予選2日間で15アンダーまで伸ばしたものの、決勝は1アンダーにとどまった。「3日目、4日目に伸ばし切れないのが課題。そこをどう修正して、次につなげていくかを模索していきたい。ゴルフを始めたときからずっと模索し続けてはいますが」と、絶対解がない中、これまでも、これからも試行錯誤を重ねていく。
会場のJFE瀬戸内海GCに対しては、開幕時から「相性が悪い」と話していた。だが、次戦のメジャー「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の舞台となる宍戸ヒルズは、小平が初めて優勝したコース。「優勝以外はあまりいい成績を残せていませんが、イメージはいいし、調子も悪くない。優勝目指して、今回のリベンジをしたいなと思います」。36歳のベテランは、心は熱く、頭はクールに挑み続ける。(文・杉本夏希)
