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好きな食べ物は肉と寿司 23歳の黒崎蓮が“53歳のゴルフ”を学んで開眼

好きな食べ物は肉と寿司 23歳の黒崎蓮が“53歳のゴルフ”を学んで開眼

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年6月24日 08時00分

黒崎蓮は担ぎプレーで食欲も増進
黒崎蓮は担ぎプレーで食欲も増進 (撮影:岩本芳弘)
JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 初日◇23日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

地鶏よりもキャリアの経験を選んだ。プロ6年目の23歳、黒崎蓮。あだ名は「れんぼ〜」。QTランキング67位で当初は同週開催の下部にあたるABEMAツアー「大山どりカップ」に出場予定だったが、先週、今大会の出場権が回ってきた。自身2試合目のレギュラーツアーの舞台で7バーディ・1ボギーの「66」。6アンダーは首位と2打差の4位タイの好発進となった。

石川遼、グリーンでウェッジを持つという選択

セルフプレーが許される今大会。電動手押しカートを使う選手が多いなか、「コースが平らだったので」と学生のようにキャディバッグを担いでプレーする。身長170センチ、体重93キロ。眼鏡がトレードマークで笑顔が愛くるしい23歳。2試合目とは思えぬ堂々としたプレーだった。

今季はABEMAツアーが主戦場だが、ここまで5試合に出場して60台のラウンドは一度もない。転機は「LANDIC CHALLENGE 9」だった。生涯獲得賞金10億円を超える53歳の手嶋多一が27年ぶりに下部ツアーに出場したが、黒崎は2日間同組で回り“ゴルフ”のヒントを得た。

「以前はティショットをがんばって飛ばして、グリーンの近くからピンにつけてやろうと考えていましたが、曲がってスコアを崩すことがありました。今日は150ヤード付近のフェアウェイに運ぶクラブでティショットを打って、グリーンに乗せるだけを意識したらゴルフがよくなりました」。長年レギュラーツアーで活躍する手嶋のプレースタイルを見て考え方を変えた。この日のフェアウェイキープ率は85.71%で9位タイ。フェアウェイから「得意」のアイアンショットでチャンスメークをしてバーディ量産につなげた。

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