同じ『7番』だとしても、構造やロフト角で弾道が大きく変わるアイアン。各社の協力を得て、精密機械によるロボット試打で最新32モデルの7番アイアンの飛距離やスピン量を完全計測。今回はスピン量ランキングを紹介する。
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アイアンショットにおいて、最終的に求められるのは“ボールを狙った位置で止める”ことだ。しかしながら、グリーンをキャッチしたと思ったのに、行ってみたら奥までコロがっていたなんて経験がある人も多いだろう。
その原因の一つはスピン量だ。一般的にアマチュアゴルファーは十分なスピン量に達していない傾向がある。スピンが少なければ、揚力(浮こうとする力)が生まれづらいため、弾道が低くなってランが出やすくなってしまう。プロゴルファーの海老原秀聡は「7番アイアンでグリーンに止めるなら、スピン量5,000rpmは欲しいですね」と話す。
そこでALBA Netでは、14メーカーの協力を得て、精密機械によるロボット試打で最新32モデルの7番アイアンのデータを計測。今回紹介するのはスピンの入った6位~4位の3モデル。海老原の話す5,000rpmを楽々超えているが、ロフト角29度の“やさしい”モデルがランクインしたことも注目だ。
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【6位 キャスコ『ORCA STUDIO』(29度)】
スピン量 5,672rpm
軟鉄鍛造ボディのポケットキャビティタイプで、フェースにはクロムモリブデン鋼を採用したモデル。タングステンウェイトが4カ所にあることで、低重心、深重心を実現しつつ、スイートエリアも広くなっている。
【第5位 プロギア『PRGR01』(32度)】
スピン量 5,675rpm
『S20C』を採用した一枚ものの軟鉄鍛造モデル。従来よりヘッド長が1mmコンパクトになり、FPが増えてよりストレートフェースで精悍な顔つきに変更されている。また、バックフェースが肉厚で、打感も◎。
【第4位 ダンロップ 『スリクソン ZXi5』(31度)】
スピン量 5,684rpm
軟鉄鍛造ボディに、クロムバナジウム鋼のフェースを組み合わせたモデル。新たに開発されたフェースの肉厚設計により、従来モデルよりも重心が低くなり、スピン量が向上している。
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なお、テストはゴルフクラブ試打マシーン・ミヤマエ『ロボ3』を持つ、プロギアのR&Dセンターで実施。計測機は『REDEYES』を使用。一般的な下記条件で測定した。
■テスト条件■
●出力設定(振りスピード)
RSドライバー(Diamana S:2022年)でヘッドスピード42m/sとなるようロボットの出力を統一。
→一般的な成人男性ゴルファーを想定。
●軌道設定
PRGR02アイアン(2023年)の7番アイアンで以下となるように設定。
ヘッド軌道:-4度(ダウンブロー)
打ち出し角:19度
バックスピン量:5300rpm前後
サイドスピン量:±100以下
→ 現実的な“ナイスショットの基準値”に合わせて調整。
●使用ボール
タイトリスト『Pro V1』
→24度の保温器で管理し、外気温の影響を排除。
●打点位置
フェース面垂直高さ17mm、スコアラインセンターに打点設定。左右打ち出し0度になるよう微調整。
→「真芯のショット」を統一して比較できるよう設定。
●計測器
PRGR REDEYES
高速度カメラによるインパクト解析+弾道シミュレーション。
→ 打ち出し直後のスピード、スピン等細部まで精密に取得。
試打をした全クラブは下記の通り。
オノフ『AKA』28度/N.S.PRO 950GH neo(S)
キャスコ『ORCA STUDIO』29度/N.S.PRO 850GH neo(S)
キャロウェイ『QUANTUM MAX』29度/N.S.PRO 950GH neo(S)
キャロウェイ『QUANTUM MAX FAST』28度/N.S.PRO 950GH neo(S)
キャロウェイ『X FORGED』33度/Dynamic Gold MID 115(S)
キャロウェイ『X FORGED STAR』29度/N.S.PRO 950GH neo(S)
コブラ『3DP MB』34度/Dynamic Gold MID 115(S)
コブラ『3DP TOUR』31度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105(S)
コブラ『3DP X』29度/N.S.PRO 950GH neo(S)
ゴルフパートナー『NEXGEN NS250』29度/N.S.PRO 950GH neo(S)
ダンロップ『XXIO14』28度/N.S.PRO 850GH neo DST(S)
ダンロップ『XXIO14+』28.5度/N.S.PRO 950GH neo DST(S)
ダンロップ『スリクソン ZXi5(26年発売)』31度/N.S.PRO 950GH neo(S)
ダンロップ『スリクソン ZXi7(26年発売)』32度/Dynamic Gold S200
ダンロップ『スリクソン ZXiR』28.5度/N.S.PRO 950GH neo(S)
テーラーメイド『Qi MAX』28度/N.S.PRO 910GH(S)
テーラーメイド『Qi MAX LITE』31度/N.S.PRO 790GH(S)
ピン『G740』28度/AWT 3.0 LITE(S)
ピン『i540』29度/AWT 3.0 LITE(S)
PXG『0311 P GEN8』30度/V2 Elevate Tour(S)
PXG『0311 T GEN8』32度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105(S)
PXG『0311 XP GEN8』27度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105(S)
フォーティーン『TB-3 FORGED』30度/FS-90i(S)
ブリヂストン『100CB』32度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105 DUAL FLOW(S)
ブリヂストン『200CB+』31度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105 DUAL FLOW(S)
プロギア『PRGR01』32度/スペックスチールⅢ Ver.2(S)
プロギア『PRGR02』30度/スペックスチールⅢ Ver.2(S)
本間ゴルフ『T//WORLD Px』30度/N.S. PRO950GH neo(S)
本間ゴルフ『T//WORLD TOUR V』32度/N.S.PRO MODUS³ for T//WORLD BLACK(S)
本間ゴルフ『T//WORLD Vx』30度/N.S.PRO MODUS³ for T//WORLD RED(S)
本間ゴルフ『TW777 PCB MAX』28度/N.S.PRO 950GH neo(S)
ミズノ『JPX S40』28度/N.S.PRO 950GH neo(S)
