<全米女子オープン 事前情報◇2日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>
桑木志帆は試合前から充実感をにじませた。世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)と練習ラウンドをともにしたからだ。「やっぱりうまい。それはそうなんですが…」。夢のような時間の余韻をかみしめるように話した。
月曜日の練習ラウンド表で、早朝の組にネリーの名前を発見。空いていた枠に自ら名前を書き込み、念願のラウンドを実現させた。ラウンド後には2ショット写真も撮影し、自身のインスタグラムのストーリー機能に投稿。「私の夢の一つが叶いました。すごく幸せです」と英語で喜びをつづった。
世界ランク1位のプレーを間近で見て、「安定感がすごい」と感嘆する。ピンを狙うショット、パッティングの精度など、あらゆる面でレベルの高さを目の当たりにした。
世界トップのプレーに圧倒された一方で、自身も5月の国内ツアー「Sky RKBレディスクラシック」で約1年半ぶりの優勝を飾り、好調な状態で全米に乗り込んできている。「状態は悪くないので、あとはコースとの戦い。なかなかバーディが取れるコースではないので、しっかり耐えていきたい」。
日本開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」を除けば、今大会が4度目の米ツアー参戦。全米は2年連続2度目の出場だが、昨年は「雰囲気にのまれていた」と振り返る。
その後、「KPMG全米女子プロ選手権」、「AIG女子オープン」(全英)を経験し、「慣れてきた部分もあるのでそこは去年と違う」と、海外メジャーへの“免疫”は十分についた。
「もちろん予選は通過したい。通過できたら30位以内で終えたい」。目標は明確だ。昨年は決勝ラウンドに進出しながらも、トータル12オーバー・56位タイに終わった悔しさがある。「去年の自分を超えていきたい」という思いは強い。
名門・リビエラCCで成長した姿を示したい。(文・齊藤啓介)

