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「もっと強くなって帰ってきたい」畑岡奈紗は優勝逃すも今季最高順位で最終戦を終える

畑岡奈紗は最終戦で優勝争いも2位。来シーズンに向けての決意を語った。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年11月20日 07時00分

<CMEグループ・ツアー選手権 最終日◇19日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>
 
年間女王にあと一歩だった。トータル21アンダー・首位タイから今季初優勝を目指した畑岡奈紗は、上がりの3ホールまで優勝したエイミー・ヤン(韓国)と並んでいたが、16番で痛恨のボギーを叩いて後退。反対に連続バーディで試合を締めくくったエイミーに優勝をさらわれた。

畑岡奈紗が11番パー4のセカンドショットをピタリ!【LPGA動画】

「もう本当に残り3ホールだったんじゃないかと思います」。畑岡は悔しさを押し殺しながらも、淡々と振り返る。さらに、「きょうは本当に最終日最終組とは思えないぐらい自分でも落ち着いているなとは思っていた。なかなかプレーにはうまくいかなかった部分は多かったんですけど、今季最高順位で終われたのは良かった。今日みたいなゴルフがずっと続けられれば、もっと自信を持って上位争いも増えてくる」と、トータル24アンダーで2位タイに入った大会を評価した。
 
グリーンの右に池が伸びる11番パー4では、右に切られたピンを果敢に狙って40センチにつけるスーパーショットを見せ、バーディを奪って一時は抜け出した。「本当に良かったですし、ああいったショットがしっかりできるようになってくれればいいんじゃないかなと思う」。シーズン中は苦しんできた得意のアイアンショットが戻ってきた雰囲気もある。
 
大会4日間でボギーを3つに収めるなど、アプローチとパッティングも光った。それに関しては「今までの課題だった100ヤード以内だったり、ショートゲームが今週はすごく良かったと思いますし、それをもっと磨いて、来年以降勝てるように頑張りたいと思います」と本人も手応えを得ている。
 
2021年は2勝、22年は1勝を挙げてきたが、この23年シーズンは未勝利に終わり、トップ10は7回、最終戦の2位タイが最高成績となった。短いオフのあと、来年1月には新シーズンが開幕する。「最後の3試合ですごくいいプレーもあったと思いますし、そこですごく良い感覚も得られたので、それをオフに磨いて、飛距離アップもそうですし、もっと強くなって帰ってきたいと思います」と、最後は来季に向けて強い決意を語った。

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