<全米女子オープン 事前情報◇1日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>
日本勢史上初となるメジャー2勝という偉業を成し遂げている笹生優花。とりわけ「全米女子オープン」は思い入れのある大会だが、「気持ちは変わらない」と平常心で臨んでいる。
日曜日からコース入りして調整を重ねるなか、名門・リビエラCCについては「きれいなコース」と話す。米国男子ツアー「ジェネシス招待」の舞台としても知られるが、「何回か見たことはあります」と映像で予習済み。それでも「持つ番手が違うので」と、男子選手のプレーはあくまで参考程度だ。
約1カ月前からリビエラで実戦練習を重ねるなど、全米へ向けて入念なコースチェックを行ってきた。とはいえ、「どの試合も大事で好きなので」と、歴代覇者である大会だからといって特別な感情はない。目の前の一試合に全力を注ぐ、変わらない姿勢がそこにはある。
2021年大会では19歳11カ月17日の史上最年少記録で優勝。24年大会でも優勝し、史上最年少での全米2勝となった。連覇を目指した昨年大会は予選落ち。ただ、苦しんだのは全米だけではなく、その後もなかなか結果を残せない時期が続いている。
昨年は7月「アムンディ・エビアン選手権」から自身最終戦まで全試合で予選落ち。今季も11試合に出場しているが、そのうち6試合で予選落ちを喫するなど、苦しい戦いは続く。
それでも、わずかながら光は見えてきた。メジャー今季初戦「シェブロン選手権」2日目には、24年の全米最終日以来となるメジャーでのアンダーパーをマークした。
「メジャーでいいプレーができれば経験として生かせる。もっと楽しんでいければ」
現状を打開する特効薬はない。それでもメジャーで好成績を残すことができれば、流れを変えるきっかけになる。笹生にとって、この全米は自らの現在地を確かめる4日間にもなりそうだ。(文・齊藤啓介)

