シニアといえども300ヤード級のドライバーショットを放つ選手も少なくない。「飛距離はアドバンテージ。シニアもレベルが高いから3年がんばれればいいかなと。そのあいだに1勝はしたいですね。自分に合うコースでがんばりたいですね」と大きな目標は口にしない。
今大会の舞台はレギュラーツアーの「三井住友VISA太平洋マスターズ」でお馴染みのコース。横尾は過去17回出場して09年の4位タイが最高成績だが、「優勝争いをしたのは1回ぐらい。グリーンが難しい」とグリーン上がカギとなりそうだ。
同組は昨年の賞金王であり、今大会の歴代覇者でもある篠崎紀夫。練習ラウンドをともにするよく知る先輩でもある。「賞金王がどんなゴルフをするのか。ついていきますよ」。虎視眈々とデビュー戦優勝のチャンスを伺う。(文・小高拓)
