＜ブリヂストンレディス 2日目◇23日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642ヤード・パー72＞
ツアー通算2勝の山内日菜子が、「人生初です。練習も含めてなかったんですよ」というホールインワンを愛知県で達成した。
10番からスタートすると、歓喜の瞬間は15番で訪れた。168ヤードのパー3、6番ユーティリティで放ったティショットが、そのままカップに吸い込まれた。「バッチリ見ました。寄る、寄ると思ってみてたら（ボールが）消えて、『入った！』って感じ」。それを見届けると、「飛び跳ねるまではいかなかったですけど」よろこびを爆発させた。
そんな山内が、さらにハッピーになったのが、ここに『ホールインワン賞』がかけられていたこと。期間中の達成者全員に賞金100万円が与えられるが、当然、山内もその恩恵を受けられる。大会初日には、17歳のアマチュア中嶋月葉（岡山・作陽学園高3年）が4番パー3でやはりエースを達成したが、ここは対象ホール外だったため賞金は20万円だった。大きな違いだ。
スコアもちょうどホールインワン分の2ストローク伸ばし、トータル5アンダーにした。トップ10もうかがえる位置に浮上し「ホールインワンのおかげですね」とニッコリ。「2日間いいゴルフができているので、ミスも少なく最低限に抑えられたと思う。こういうゴルフを続けていきたいなと思います」。結果、内容ともに充実した状態で週末に向かうことができる。
「どうせなら優勝して、ダブル受賞させてもらえれば。それが一番、最高ですね」。十分に、それが視野に入る位置だ。優勝賞金＋ホールインワン賞の“計1900万円”を持ち帰ることができるか？
