JLPGAツアー
国内女子 ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!
【記者の目】女子ツアーは毎週がサバイバル 2018年は裏街道にも注目すべし
【記者の目】女子ツアーは毎週がサバイバル 2018年は裏街道にも注目すべし
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2018年3月5日 09時31分
女子ゴルファーという職業は毎年がサバイバルだ。賞金女王、メジャー制覇など一部の資格を除けば、優勝しても付与される出場権は翌年一年間だけだ。賞金ランクで与えられるシードの年数は翌年一年間で男女変わらないが(男子は別に第二シードがある)、優勝すればその年と翌年から二年間付与される男子ツアーよりも女子は一年間少なく、何勝も挙げている実力者であっても毎年のように来年の職場への不安との戦いとなる。シーズン終盤ともなれば、毎週のように「誰が初シードを獲りそうだ、誰々がシード落ちしそうだ」という話が会場で挨拶のように交わされる。
【関連写真】女子プロは毎日がサバイバル!白熱の開幕戦を特選フォトで振り返る
そんな生存競争が、今年は春から展開される。要因は今季から導入されたリランキング制度(※)だ。前年のファイナルQT上位者は、今まではシーズンフル出場権が与えられたが、今シーズンから前半戦への出場権しか与えられない。前年賞金ランク51〜55位、前年ステップ・アップ・ツアー賞金ランク1位も同様。すなわち、彼女たちは来年のシード獲得の前に、まず“後半戦の出場権”を得なければならないのだ。
※リランキング制度とは、2018年から導入された開幕当初の出場優先順位をシーズン中に見直すシステムで、「アース・モンダミンカップ」、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の終了後に、賞金シード以外の女子プロゴルフ協会会員全員の中で、その時点での獲得賞金に応じて順位をつけて、それ以降の試合への出場順位が決まる
選手によってこの制度変更の感じ方は違うだろうが、見る側からすると新たな視点が加わり、楽しみが増えたといっていい。それは“誰がこのサバイバルから抜け出すのか”を見届けることだ。シード権を取るか、逃すかという一発サバイバルだったのが、3段階サバイバルに分かれることになる。リランキングで次の出場権を得られるのは、その時点の賞金ランク40位までと見られ、昨年の数字で見ると、ボーダーラインは以下のとおりだ。
・第一次サバイバル:第一回リランキング(6月4週アース・モンダミンカップまで。2017年同時期のボーダーラインは木村彩子の約231万円)
・第二次サバイバル:第二回リランキング(9月4週ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンまで。2017年の同時期のボーダーラインは森井菖の約536万円)
・第三次サバイバル:2019年賞金シード(11月3週大王製紙エリエールレディスオープンまで。同時期の2017年のボーダーラインは大山志保の約2239万円)
【関連写真】女子プロは毎日がサバイバル!白熱の開幕戦を特選フォトで振り返る
そんな生存競争が、今年は春から展開される。要因は今季から導入されたリランキング制度(※)だ。前年のファイナルQT上位者は、今まではシーズンフル出場権が与えられたが、今シーズンから前半戦への出場権しか与えられない。前年賞金ランク51〜55位、前年ステップ・アップ・ツアー賞金ランク1位も同様。すなわち、彼女たちは来年のシード獲得の前に、まず“後半戦の出場権”を得なければならないのだ。
※リランキング制度とは、2018年から導入された開幕当初の出場優先順位をシーズン中に見直すシステムで、「アース・モンダミンカップ」、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の終了後に、賞金シード以外の女子プロゴルフ協会会員全員の中で、その時点での獲得賞金に応じて順位をつけて、それ以降の試合への出場順位が決まる
選手によってこの制度変更の感じ方は違うだろうが、見る側からすると新たな視点が加わり、楽しみが増えたといっていい。それは“誰がこのサバイバルから抜け出すのか”を見届けることだ。シード権を取るか、逃すかという一発サバイバルだったのが、3段階サバイバルに分かれることになる。リランキングで次の出場権を得られるのは、その時点の賞金ランク40位までと見られ、昨年の数字で見ると、ボーダーラインは以下のとおりだ。
・第一次サバイバル:第一回リランキング(6月4週アース・モンダミンカップまで。2017年同時期のボーダーラインは木村彩子の約231万円)
・第二次サバイバル:第二回リランキング(9月4週ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンまで。2017年の同時期のボーダーラインは森井菖の約536万円)
・第三次サバイバル:2019年賞金シード(11月3週大王製紙エリエールレディスオープンまで。同時期の2017年のボーダーラインは大山志保の約2239万円)