順位を上げた選手がいれば、下げた選手もいる。昨年のファイナルQTで上位に入った選手で、第1回リランキングをクリアしながら、第2回で大きく落としたのがQT2位の松森彩夏(30位→39位)、QT19位の松森杏佳(14位→29位)らだ。
ここで気になるのが、何位の選手まで出場できるのか。第2回リランキング順位が適用されるのは、来週の「スタンレーレディス」から最終戦前の「大王製紙エリエールレディス」まで。そこで、各大会の出場人数を見ると、スタンレーと「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」が108人でそのほかの大会は96人だ。
108人出場試合の場合、およそリランキング40位までは出場が可能と見られ、96人の大会ではリランキング28位までが出場可能の見通しだ。ただし、出場資格上位選手の欠場や、出場資格の重複などによっては、当然順位は繰り下がるが、やはり40位より下の選手は厳しい状況といえる。
リランキング制度導入初年度で、多くの選手がシーズン序盤に話していたのが、いかに前半戦で活躍して、賞金を上乗せしておくかということ。こうしてみると、第1回から第2回の間に大きく順位を上げた選手は非常に少なく、選手の見立ては正しかったようだ。
最終の出場順位も確定し、リランキングも落ち着いたいま、次に気になるのは賞金ランキング50位以内に入ってシードを決めることができるかどうか。今週の「日本女子オープン」を含めてシーズンも9試合。次なる戦いからも目が離せない。