<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 初日◇2日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>
16歳の加藤金次郎は「71」で回り、1アンダーで初日を終えた。予選ラウンドは70歳の倉本昌弘と同組。54歳の年齢差での同組は、ツアー史上最大となった。
倉本は後半にスコアを落とし「77」のラウンド。今季限りでのレギュラーツアー撤退、それも今大会がラストになる可能性もある。そんなレジェンドから、加藤は金言を授かった。
加藤は今季3試合目のレギュラーツアー。2週前の下部ACNツアー「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」を制し、これまで以上の注目を集めての出場となった。大先輩とのラウンドに多少なりとも緊張があったのか、1番でいきなりのボギー。それでもその後は耐えて、前半をイーブンで折り返した。
午前組は強い雨の中でのラウンドとなったが、午後組の加藤がスタートするころには天候も回復。「ずっと小雨だったので、暑くもなく、グリーンも硬くもなく、やりやすかったと思います」。
後半は16番までに3バーディを重ねてスコアを伸ばした。ところが、上がりの17、18番で連続ボギー。「2ホールとも2メートルくらいのパーパットを外してしまいました。パーでしのげるホールだったので残念です」。初日のプレーについては「ショットも、パットも70点ぐらい」と自己採点した。
予選ラウンドの組み合わせは、倉本のリクエストもあって実現した。「いろんなお話ができて楽しいラウンドでした。倉本さんはプレーが早くて、ピンと同じ段に乗せる技術が勉強になりました」と、多くの学びを得た。
どんな会話があったのか。「倉本さんのように長く活躍するにはどうしたらいいですか?」と質問すれば、返ってきた答えは『一番はケガをしないこと』。当たり前のことではあるが、実際に約45年に渡って第一線で戦ってきたレジェンドの言葉は、これから日本、そして世界で長くプロ生活を送ろうとする16歳に響いたようだ。
2日目に向けては「調子は悪くないので、淡々と自分のプレーをして、そこにスコアや結果がついてきてくれればいいなと思います」と意気込む。まずは35位だった「中日クラウンズ」に続く、今季2度目の予選通過を目指す。(文・田中宏治)
