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【独占インタビュー #1】突如現れた大器・星野陸也の歩んできた道

【独占インタビュー #1】突如現れた大器・星野陸也の歩んできた道

配信日時:2017年4月8日 13時51分

高校2年生の時には関東ジュニアを制覇。そして3年時にツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」に初出場を果たした。「超緊張しましたね。やばいぐらい(笑)」と山あり谷ありのゴルフだったがなんとか予選を突破。最終的な順位は69位と予選通過者の中では最下位となったものの、憧れの舞台で一定の手ごたえを得ることができた。

・スイングは常に“改造中”
高校卒業後は悩んだ末に「社会勉強、人間関係も大事かなと思って」、日本大学に進学。日本アマではマッチプレーに進出、文部科学大臣杯で優勝するなど実績を積み重ねたが、2年生の6月に中退した。

そのきっかけとなったのは、15年の「カシオワールドオープン」。高速グリーンへの対応に苦慮し、「硬くて速いグリーンってアマチュアの試合ではないんですよ。その時はパターが入らなくて。入ったら普通に上位にいけるんじゃないかと思うぐらいショットが良かったんです。でも、グリーンが速くてパットを寄せにいくだけになってしまって。これは完全に慣れだなと」。卒業する前にプロ転向の意思を固め、QT受験を決意した。

初のQTには「サードまではすごく緊張した」というが、ファイナルまで無事に進出。ファイナルでは「気楽に回れて。日に日に目標は上がりました」と挑戦者としてぶつかり、終わってみればトータル31アンダーで2位に7打差をつけてトップ通過。17年シーズンのツアー出場権を手にした。

アジアシリーズでの活躍は前述のとおり。すさまじい進化のスピードで階段をかけのぼっている。何事にも動じない強心臓の持ち主かと思えば、「自分は緊張するタイプ」だという星野。その緊張をまぎらわすため「いろいろなことを考えたりするんです。そうするとほぐれてくる」。最初はどんなに緊張していても、好きな曲を頭で流したり好きな楽しいことを考えていると次第にリズムがよくなってくるそうだ。またスイングは「いつでも何かを変えています(笑)」と常に変化をさせている。柔軟な思考とゴルフに対する貪欲な姿勢が星野の進化のスピードを速めている。

身長186センチの恵まれた体格とあくなきゴルフへの探究心。無限の可能性を秘めた20歳が今季の男子ツアーの台風の目となる。

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