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2024年ホールインワン第1号はギア一新の米澤蓮 新アイアンは「自信を持って振れている」

米澤蓮が2024年の国内男子ツアー第1号となるホールインワンを達成した。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2024年4月26日 07時30分

<ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 初日◇25日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

「手前にポトンと落ちてそのままツーって」。188ヤードの13番パー3。プロ4年目の米澤蓮が6番アイアンで放った1打目はピンの手前3メートルに着弾し、転がったボールがカップに消えた。ツアーでのエース達成は自身初。ツアー全体でも2024年第1号のホールインワンとなった。

このガッツポーズ!【写真】

悪い流れを断ち切る一打となった。アウトから出た米澤は「悪いゴルフではなかったがかみ合わなかった」と前半を2ボギーで終える。10番パー4で1つ取り戻して「気持ちが楽」になった直後の11番。「難しいピン位置ではなかったので」とピン筋を狙った。パー3で見事なイーグルだった。

結局1イーグル・2バーディ・3ボギーの「69」。1アンダー・暫定56位タイでホールアウト。「前半の苦しいスタートからアンダーパーで終われたのは良かった。1号はうれしいですね」と、ホールインワン賞100万円にも喜んだ。

切り替えは早い。「うれしいですが、自分のゴルフで改善しなければならないところがある。喜ぶのは今で終わりにして、しっかりやるべきことを行っていきたい」とりりしく語った。

昨季、賞金ランキング22位で初シードを手にした米澤は東北福祉大学時代、ナショナルチームでも活躍。1学年上の金谷拓実、1学年下の中島啓太とともに腕を磨いた。海外で活躍する2人と同じように、「自分も早く海外に行きたい」と米澤も見つめる先は同じだ。

ナショナルチーム時代からのコーチであるガレス・ジョーンズ氏に今でも師事し、世界で戦うための飛距離アップなど「長期で取り組んでいることがいくつかある」と鍛錬を重ねる。

今大会は欧州ツアーとの共催大会。米澤にとって待ち望んだ舞台でもある。「DP(欧州ツアー)の選手と一緒にやる機会はすごくありがたいですし、自分がそこに行くために足りないものだったり、逆に戦えるかなというところを確認する意味で、いい1週間になればいい」と腕試しウィークでもある。

今季からタイトリストと契約を結び道具を一新。「より良いものを、自分自身も道具も見つめて高めながら目指していきたいと思って」と。1Wは『TSR2』、アイアンは『T100』を選択。「もともと球が上がらないタイプでしたが、クラブが解決してくれます。欲しかったものがクラブを替えたら手に入りました。アイアンも自信を持って振っていけます。ホールインワンにもつながっています」と道具の効果をさっそく感じている。

「昨年、一昨年と比べて、少しずつ良くなっている実感がある。苦しい流れから後半巻き返せたことは成長したところ。あとは何が必要かは、今から考えてやれればいい」。残り3日、自分自身を高めて上位を目指す。

国内女子ツアーのホールインワン第1号は?

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