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■コースセッティングを難しくした天候 その中で守るべき伝統
大会開幕前から何度も下見を繰り返し、その年のコースコンディションを見ながら決めていくコースセッティング。最終的には1週間の天気予報を見つつ、72ホールの流れを考えるが、今大会では変更を余儀なくされた部分もあったという。
「初日から強い雨が降るという予報だったので、高いところ低いところと水の流れを考えて溜まりやすい箇所にはピンを切らない。そういった部分を考慮してセッティングしました。ただ、台風の動きもあり、雨の様子で変更がありましたね。また一か所変更するとすべての組み替えが必要になるという難しさもありました」(細川)。
2日目が晴れ、3日目が雨ということで、狙わせる方向を同じにせざるを得なかったが、「グリーン脇から見ると同じようなピン位置でもセカンド地点から見るとかなり違って見える。そういった部分も意識しました」と微妙にズラしたホールも…この“微妙さ”が選手心理を揺り動かすからだ。