主要メーカーの『赤シャフト』をギアコーチの筒とクラフトマンの石塚昌広が試打・比較。シャフト選びの参考にしよう。
藤倉コンポジット
ベンタスTRレッド
「 手元にしっかりした硬さと重さがあり、ダウンスイングでは強烈にヘッドが走ります。ボールを押す感覚が強く、スピン少なめの強い球質になります」（筒）。「シャフトのハリの良さが感じられて、しなるけど、しっかり戻ってきます。つかまる安心感がありつつ、左に巻く心配がないシャフトですね」（石塚）
グラファイトデザイン
TOUR AD VF
「手元にしっかり感がありつつ、中元部の剛性を抑えているので、切り返しで粘りも感じられます。中間から先端の剛性も高めで、叩ける要素の強い赤です」（筒）。「 走りも粘りも感じられる新感覚のシャフトですね。走り感を生かしながら、球筋をコントロールする操作性も備わっています」（石塚）
三菱ケミカル
テンセイプロレッド1K
「手元から先端まで剛性が緩やかに変化する設計で、振り心地のクセのなさは一番です。それでいて、スムーズにヘッドが加速して、つかまったボールで飛ばせます」（筒）。カウンターバランスでヘッドが軽く感じられるので、速く振れますね。タイミングも合わせやすく、方向性の高さも抜群です」（石塚）
■筒康博
つつ・やすひろ / 過去の名器から最新クラブまで豊富な知識を持つ通称『ギアコーチ』。インドアゴルフレンジKz亀戸店のヘッドコーチとして、アマチュアの悩みを解決している
■石塚昌弘
いしづか・まさひろ / インドアゴルフレンジKz亀戸店内にあるゴルフ工房「REAL SPEC GOLF」オーナー。鋭い感性とクラフト知識で、ゴルフクラブの性能を的確に分析する
