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シン貧打爆裂レポート『Qi10 MAX ドライバー』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2024年1月31日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『Qi10 MAX ドライバー』は、今までのテーラーメイドのドライバーと違う、というのが第一印象でした。

今までのテーラーメイドのドライバーは、プロユースということもあって、車で例えると、レーシングカーや、スポーツカーのように、速度優先という強い意志にようなものがありました。
『Qi10 MAX ドライバー』は、飛距離性能はそのままに、乗り心地や運転のしやすさに例えられる「やさしさ」が前面に出ているのです。

慣性モーメントが10Kを超えているドライバーは、フェースの開閉が小さいタイプのゴルファーには、本当にやさしく、武器になるのです。やさしさの根源は、ミスヒットでもしっかりと飛距離が出るという部分です。
この部分にかんしては、テーラーメイドの過去のドライバーとは比較にならないほど優秀です。

やさしさとしてカウントされるスライス防止については、『Qi10 MAX ドライバー』は今イチ機能はしないかもしれません。
フェースの開閉が大きいタイプのゴルファーは、振り遅れたりしやすく、振りづらい印象を得ると思います。

『Qi10 MAX ドライバー』は、アドレスビューもヘッドが大きくやさしく見える工夫を見ることが出来ます。構えた感じで、鋭いゴルファーだとやさしさを感じるかもしれません。

ドライバーを気持ち良く振りたいタイプのゴルファーで、低スピン系のドライバーが合わない場合は、『Qi10 MAX ドライバー』がオススメです。

『Qi10 MAX ドライバー』は、近年のテーラーメイドのドライバーと比較するとバックスピン量が多くなっている傾向があると感じました。それは、弾道で明確です。

慣性モーメントが10Kオーバーなどという見えない数字なんて、あまり深く考えずに、『Qi10 MAX ドライバー』は打ってみた感性で「合っている!」と感じて、使うようになるドライバーです。
テーラーメイドのドライバーが合わない、と考えていたゴルファーに、打って欲しい1本です。

試打クラブスペック

『Qi10 MAX ドライバー』

ヘッド素材 チタンフレームボディ(9-1-1 ti)+インフィニティカーボンクラウン+カーボンソール+特殊強化カーボンコンポジットリング+MOIバックウェイト+フロントTSSウェイト
フェース素材 新60層カーボンツイストフェース+PUカバー
ヘッド体積 460cc
ロフト 10.5度
ライ角 58度-62度
シャフト Diamana BLUE TM50 (S)
長さ 45.25インチ

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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