7月に行われた「明治安田レディス」で通算2勝目を飾った阿部未悠。「契約女子プロの中でも、ギアに敏感で、常に自分に合うクラブを探している」と契約するブリヂストンスポーツの担当がいうほどのギア好き。こだわりはどんなところにあるのか、本人のコメントと共にセッティングを紹介。
14本のうち11本を契約するブリヂストンで揃える。そのドライバーは、昨年6月から投入している『BX2HT』だ。「ヘッドは顔が気に入っています。目標に合わせやすく、弾道のイメージもしやすい。ポンと置いたらスクエアになる、座りの良さも抜群です。アドレスがパッと決まるので、リズム良く動き出せます」
あわせるシャフトは『26ベンタスTRレッド』。「フィーリングが良く、すぐに替えることができたシャフト。先中調子ですが、コントロールしやすく、振ったときにはしっかりと反応してくれるます。スイッチしてから飛距離も伸びました」。
3Wはキャロウェイの『クアンタムMAX』、ロフトはハイロフトの16.5度をチョイスしている。「キャリーが出にくいタイプなので、3Wにはちょっとでも上がってほしいと思っています。実質4Wで5Wとのロフトの差は少ないですが、距離の階段はしっかりと作れています」
その3Wと5W、7Wにはドライバーと同じ『26ベンタスTRレッド』を挿れるが、フレックスはRに落としている。「フェアウェイウッドには、RをチップカットしてSR相当の硬さにしています。ドライバーも最初は同じチップカットしたRフレックスでしたが、今は夏場で振れてきたこともあってSフレックスに替えました」。
続くユーティリティは、5、7Wの流れを汲んだ『BX2HT』に『スピーダーNXハイブリッド』の組み合わせ。「試行錯誤して今の組み合わせになりましたね。フェードヒッターの私にとってUTは左に巻くミスが致命傷。コントロールしやすいように、ロフトを立ててフラットにしたら、左を消すことができました」
アイアンは9月に発売された新作『100CB』。軟鉄鍛造の本格キャビティバックで、ソールのトゥとヒールに新たに削りが加えられた。「入りも良いし、抜けも良い。すぐに替えることができました。軟鉄特有の打感の良さは、くっつき過ぎず硬さ過ぎない。気持ちよくフェードが打っていけます」
今季から58度から60度に替えたというウェッジは、ボーケイの『SM11』。「ソールの削り方との兼ね合いで、ロフトを60度にしています。イメージが変わったのは30〜40ヤードの距離。ロフトが寝ているぶん、ビビらずに突っ込んでいけて、結果的に距離感が出しやすくなりました」
スコアの要となるパターは、エースのピン『PLD ミルド プロトタイプ』の他、溝違いの『PLD ミルド』、テーラーメイド『スパイダー ツアーV』の3本体制でツアーを転戦する。「エース1本でいきたいけれど、エースパターの感覚が悪くなりたくないのでグリーンによって使い分けています。エースの『PLD ミルド プロトタイプ』は削り出しですが、打感が柔らかく音もしっかりと出てくれる。パッティングでの音は重要で、音がしないと打てていないと思ってしまい距離感が合わなくなってしまうんです」
2勝目を挙げた今季は、現在メルセデス・ランキング8位。自らが厳選したこだわりギアで、キャリアハイの成績を残せるか、注目だ。
【阿部未悠のセッティング】
1W:ブリヂストン BX2HT(9.5度/26ベンタスTRレッド 50S)
3W:キャロウェイ クアンタムMAX(16.5度/26ベンタスTRレッド 50R)
5W:ブリヂストン BX2HT(18度/26ベンタスTRレッド 50R)
7W:ブリヂストン BX2HT(21度/26ベンタスTRレッド 60R)
5U:ブリヂストン BX2HT(25度/スピーダーNXハイブリッド 65S)
6I~PW:ブリヂストン 100CB(MCI 70S)
50,54度:ブリヂストン BITING SPIN2(ダイナミックゴールド85 S200)
60度:ボーケイ SM11プロト(ダイナミックゴールド95 S200)
PT:ピン PLDミルド プロトタイプ
BALL:ブリヂストン ツアーB X
