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欧米でのルールトラブル経て異例の“明確化” R&AとUSGAが声明発表

欧米でのルールトラブル経て異例の“明確化” R&AとUSGAが声明発表

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年2月7日 12時36分

欧州ツアーではリー・ハオトンが2罰打 ルールの“明確化”で問題は軽減されるか
欧州ツアーではリー・ハオトンが2罰打 ルールの“明確化”で問題は軽減されるか (撮影:GettyImages)
キャディをボールの後方に立たせたままスタンスの始動を行ってはいけないとした新ルール。今年の1月1日から効力を発揮しているこのルールが欧州ツアー、米国ツアーで問題となったことを受け、世界のゴルフルールをつかさどるR&AとUSGA(全米ゴルフ協会)が異例となる“明確化”の文章を発表した。

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欧州ツアーの「オメガドバイデザートクラシック」でリー・ハオトン(中国)が、最終日最終ホールのパッティング時において、スタンスをとったあともキャディがボールの後方に立っていたとして、欧州ツアーはペナルティを科した。

翌週の米国男子ツアー「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」では、デニー・マッカーシー(米国)がスタンスを取り始めた瞬間にボールの後方に立っていたキャディがあわててその場を離れた際に、一度はペナルティが科されたものの、のちにペナルティが取り消されるなど、このルール10-2b(4)の運用が問題視されていた。

ルール10-2b(4)では、選手がスタンスを取り始めた段階でキャディがボールの後方に立つことを禁じていたが、両ケースともに、故意にキャディが立っていたとは言いがたい状況であったため、プレーヤーや関係者らから不信感、不安の声が上がっていた。

このルールは、ゴルフ本来の目的でもあるゴルファーが自身のプレーに責任を持つため、キャディがショットの段階まで飛球方向をアドバイスすることを禁じている。その本来の目的のために厳格に処罰することは理解できるが、ここで問題となっているのは、“故意”かどうかだ。

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