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迷いのティショットでボギーに悔い 西村優菜が渇望する日替わりからの脱却

西村優菜は今季2戦目のメジャーで、3オーバー・61位タイ発進と不満の残るラウンドとなった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年6月23日 11時00分

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日◇22日◇バルタスロールGC ローワーC(米ニュージャージー州)◇6621ヤード・パー71>
 
波に乗れない初日を悔やんだ西村優菜。2バーディ・5ボギーの3オーバー・61位タイの結果に「もどかしさと悔しさがあります」と海外メジャー2戦目のスタートとしては不満の1日に唇を噛む。

出だしの10番では3パットのボギー。続くホールでもボギー。13番でもボギーとオーバーパーがかさんだが、14番でバウンスバック。18番のパー5でもバーディを奪い1オーバーで折り返した。難ホール続くアウトコースを切り抜けていたが、5番ではティショットのミスからボギーとしてしまう。
 
この日は382ヤードとそこまで長いわけではないが、「練習ラウンドの時からティショットをどうしようかと話していた」ホール。フェアウェイの真ん中、ランディングエリアにバンカーが3つ待ち受けるなか、西村の飛距離ではこれを越えるのは厳しい。「左に行くか右に刻むか迷いもあったのかなと思います」と、結果的にはバンカーにつかまり、そこからパーを拾うことはできずにボギーとした。
 
先週の「マイヤーLPGAクラシック」最終日にはドライバーを含めたショットに手応えを得たが、この日はドライバーで右に行く場面が多く、苦戦した。「先週ほど気持ちよく振れてなかったところもあったし、それが続けられない。どこかびびってしまっている部分もあった」と、メジャーのセッティングをうまく攻略できず。「最後の2ホールくらいは気持ちよく振れたんですけど、自分の調子が日替わりで、そこがうまくいかない」と悔しさがこみ上げる。
 
「とにかくガマンして、ダボを打たないようにという感じではやっていた」という最低限のことはできている。フェアウェイキープが10ホールにパーオンが14ホールと、数字は決して悪くない。あとは噛み合わせと、少しの調整。「もうちょっとできたところがあると思うので、そこがあるんだって思って前を向いて頑張りたいなと思います」。予選カットライン上の戦いが続いているが、毎試合クリアしてきた粘りは本物。あとは、納得のゴルフで爆発するのを待つのみだ。(文・高桑均)

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