<BMW女子選手権 最終日◇25日◇パインビーチGL(韓国)◇6784ヤード・パー72>
吉田優利が米ツアー参戦3年目で、悲願の初優勝を遂げた。首位と4打差を追いかけた最終日は、序盤のイーグルに始まり、5番から3連続バーディで一気に首位を奪った。後半は1バーディ・2ボギーと苦しみながらも、1打差で勝利。2000年度生まれのプラチナ世代の一角として世代を引っ張ってきた吉田の軌跡を振り返る。
父の勧めで10歳からゴルフを始めるとすぐさま頭角を現した。2018年には「日本女子アマ」と「日本ジュニア」を制覇し、プロトーナメントにも参戦。19年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で4位タイに入るなど、アマチュア時代から才能の片りんを見せていた。
同年11月のプロテストに一発合格し、“プラチナ世代”のひとりとなった。21年の「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を果たし、同年の「ゴルフ5レディス」で2勝目を挙げた。22年は勝利こそなかったが、トップ10に19回入り、1億円を超える賞金を手にした。23年には「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で国内メジャー初勝利を挙げ、年末の米ツアー予選会を突破。24年からは主戦場を米国に移した。
父は東京メトロ銀座線末広町駅近くで居酒屋を営んでおり、本人が一日店長を務めることもある。妹の鈴もプロゴルファーで今季2勝をマークしている。
■2018年
麗澤高校3年の吉田が「日本女子アマ」と「日本ジュニア」を制覇し、スーパー女子高生としてアマチュアトップに君臨した。
■2019年
日本最終予選会を勝ち抜いて6月の「全米女子オープン」に参戦。初めての海外メジャーを経験する。11月の国内プロテストを12位で突破し、“プラチナ”と呼ばれる世代の一角としてプロ人生をスタート。
■2020-21年
コロナ禍のなか、21年4月の「KKT杯バンテリンレディス」で初のトップ10入り(4位タイ)を果たすと、その後も着実にトップ10入り。7月の「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を果たした。1カ月後の「ゴルフ5レディス」で2勝目達成。メルセデス・ランキング22位で長いシーズンを終えた。
■2022年
飛躍の年となった。優勝こそなかったが、トップ10に19回入る活躍を見せた。6月の「宮里藍 サントリーレディス」を最後にシーズン終了まで予選落ちはゼロ。メルセデス・ランキング6位で獲得賞金も1億円を突破した。
■2023年
国内メジャーの「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で優勝を果たし、メルセデス・ランキングも7位に入るなどツアーの中心選手に君臨。同年末の米ツアー予選会「Qシリーズ」挑戦を表明し、ここで7位タイに入り、翌年の出場権を獲得した。
■2024年
米ツアー初年は苦しい戦いが続いた。トップ10が1回にとどまり、年間ポイントランキング102位。シードを獲得できずに再びQシリーズにまわったが、9位で通過し25年の出場権を手にした。
■2025年
米ツアーでのトップ10は前年に続き1回だったが、徐々に成績も出るようになり、年間ポイントランキングは73位に上がった。これにより26年の出場権をがっちりキープ。国内では3月の「Vポイント×SMBCレディス」で優勝を果たした。
■2026年
開幕から調子は上がらず、6月からは6試合連続で予選落ちと苦戦が続いた。ところがその直後、8月の「CPKC女子オープン」で2位に入り27年のシードを決めると、中国で開催された秋のアジアシリーズ初戦で10位タイ。そして翌週の韓国で初優勝を遂げた。
【吉田優利の優勝歴】
■2021年
楽天スーパーレディース
ゴルフ5レディス
■2023年
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(メジャー)
■2025年
Vポイント×SMBCレディス
■2026年BMW女子選手権(米ツアー)
