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「無理やり振り切っている感じ」 渋野日向子は乱調の予選落ちに「なすすべなし」

渋野日向子は「79」を叩き、トータル4オーバーで予選落ちを喫した。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年5月11日 12時30分

<コグニザント・ファウンダーズカップ 2日目◇10日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>

初日10回だったフェアウェイキープ率は6回に、13回だったパーオンは10回に減少。グリーン上は29パットから32パットに増えた。「雨が降って難しかったのもあったけれど、ドライバーとかも全然ダメだった。なすすべなしですね」。「79」だった一日をそう言って切り捨てた。

“うねりながらループ” 渋野日向子のスイングを連続写真でプロが解説

3アンダー・18位タイから浮上を目指したが、スタートの10番から出鼻をくじかれた。右ラフからの2打目がグリーン手前の池に入った。2パットのダブルボギーとすると、11番もティショットが右へ行きボギー。12番でバウンスバックしたが、この日のバーディはこの1つのみだった。

「69」で回った初日から、ショットが右に行きそうな「傾向」はあったという。この日は雨に加えて気温は10度を下回った。「気温も下がって、どこか力んでしまった。練習場から(違和感は)あったけど、コースではもっとひどかった」。最後まで流れをつかむことはできなかった。

「無理やり振り切っている感じ。いい振り方ではないです」とスイングについては課題を残す。ミスをショートゲームでカバーしきれなかった点も「パッティングもダメだった。なにかが悪かったら全部悪いみたいなのが多い。しっかり直したい」と反省しきり。ズルズルと後退したプレーを悔しがった。

次戦は同じニュージャージー州で行われる「ミズホ・アメリカズオープン」に初出場する。コースからは自由の女神像も見られるが、「周りを見る余裕ができるように頑張りたいですね」。好発進、そして乱調。悲喜こもごもの2日間を経て、これからも最善を尽くしながら歩みを進めていく。(文・笠井あかり)

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