渋野日向子、いまだ“念願成就”ならず　「ビーチで黄昏れてない！」

＜ロッテ選手権　2日目◇15日◇カポレイGC（米ハワイ州）◇6563ヤード・パー72＞

渋野日向子が「71」で回り、トータル5アンダー・41位タイで決勝ラウンド進出を決めた。ティショットを池に落としダブルボギー発進となったが、そこからスコアをまとめる1日に。「悔しいスタート。でも耐えてアンダーパーで回れて良かった」と、予選通過圏内で踏みとどまった。首位・笹生優花との11打差を追い、明日から決勝ラウンドを戦う。

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自身初上陸のハワイ。最初の池ポチャもそうだが、いたる場面で風との戦いが続く。「コースはもう南国。毎日どこかで風が吹く。こんなもんなんですね」と戸惑いはあるが、初日はパーオン率100％を記録。2日目もフェアウェイキープは14ホール中12ホールで、パーオンも18ホール中11ホールと、ショットもまとまっている。「全体的に飛んでたなという印象。そんなにブレることもない。ちょっと自信が増してきて、だからこそ振れている」と、スイング面は昨日から引き続き手応えを感じ取っている。

そんな渋野は、2週前のメジャー大会「ANAインスピレーション」で予選落ちを喫した際、「ビーチで黄昏れたい」と初のハワイで心のリフレッシュをはかることを宣言。ただやはり試合もあるうえに、新型コロナウイルスの感染リスク軽減のため、「まだエンジョイできていません。景色も見に行けてなくて、ビーチでも黄昏れてない！ 人が思ったより多いですね」と、いまだ目標は達成できていない。

「先週もずっと毎日ここへ来ていて、食糧、お土産の買い物に行くくらい」と必要最低限の動きにとどめていることもあり、コース内でフラストレーションを溜めるわけにはいかない。それでも、「風が強いときのほうがスコアが出るってよく分からないー（笑）。難しいとめちゃくちゃ集中しちゃうのかな？ 集中していないわけじゃないのに。あした頑張ります」と、2日目を終えた後も、その表情は明るい。