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原英莉花は米デビュー戦でトップ10 師匠・ジャンボさんを想い涙「強くなった自分を届けたい」

原英莉花は4連続アンダーパーでトップ10入り。取材では故・尾崎将司氏を想い、涙する場面もあった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2026年3月9日 09時00分

<ブルーベイLPGA 最終日◇8日◇ジャンレイク・ブルーベイGC(中国)◇6712ヤード・パー72>

デビュー戦の原英莉花は4日間、強風のなか安定したプレーを見せた。「71」「71」「71」「71」のトータル4アンダー・10位タイで、いきなりのトップ10入り。米女子下部エプソン・ツアーから昇格して迎えたルーキーイヤー初戦で、上々のスタートを切った。

【写真】原英莉花とジャンボ尾崎氏の2ショット

前半2番でボギーが先に来たが、3番パー5でしっかりバウンスバック。8番パー5では残り192ヤードから5番アイアンで追い風に乗せ、ショートサイドのカラーに運ぶ会心のショットで奪った。きわどい距離のパットも丁寧にラインを読み、冷静に決める粘り強さを発揮。「2メートルくらいのパーパットをけっこうしのいだ。スコアを作れてよかった」と評価した。

自他ともに認めるスロースターターは、過去にスポット参戦した試合を含めて初の米ツアートップ10に、まずまずの評価を下した。「私にしてはよかったのかな。“もっとうまかったらな~”って思うことがいっぱいあるけれど、徐々に成長していって、今年が終わるころに“あのミスはなんだったんだ”と笑えるように頑張りたい」と、11月まで続くシーズンを見据える。

このオフには、悲しい出来事があった。昨年12月23日、師匠であるジャンボこと尾崎将司さんが亡くなった。今大会の開幕前には「(オフに)モチベーションが落ちちゃった時もあったけれど、持ちこたえました」と話していたが、新シーズンを迎えるための気持ちの整理が難しかった。「なかなか立ち直れなかったです。というか、今も立ち直れていないです。まだいると思っています」。そう言うと、涙があふれて止まらなくなった。

「修行です。気持ちは高校生の時、ジャンボさんと出会った時から変わっていない。大好きなゴルフをどうやってうまくなるか、を常に教えてもらった。そこを変わらずに追及して、強くなった自分を届けたいです」

同週に行われた日本ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では、4学年年下の妹分・佐久間朱莉が優勝した。このことを知ると、「すごいね」とこぼして拍手を送る。「年末に合った時、『お互い違う場所だけど頑張ろうね』って話をしていたので。朱莉ちゃん、優勝早い…。私も頑張ります」と、必死に涙をぬぐう。

「コブラポーズができるように頑張ります」。偉大な師匠が見守ってくれるなか、決意を新たにした愛弟子は、トップ10という好成績でルーキーイヤーの幕を開けた。(文・笠井あかり)

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