<すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント 最終日◇30日◇イーストウッドカントリークラブ(栃木県)◇6867ヤード・パー72>
国内シニアで4度の賞金王を獲得し、最多優勝記録を持つプラヤド・マークセン(タイ)が最終日に「65」で回り、逆転で今季初優勝。自身が持つ記録を更新する通算26勝目を挙げた。60歳になっても変わらぬ強さを支える優勝ギアの取材をした。
首位と4打差の4位タイから出た最終日、パッティングが面白いように決まり、7バーディ・ボギーなしのラウンド。2位に2打差をつけて優勝を果たした。「最終日は7アンダーか8アンダーが必要」とビッグスコアを求めて、2日目まで使っていたパターを5年以上使うエースパターに替えた。「パターを替えてフィーリングがよくなった」ことを勝因の一つに挙げた。
エースパターはオデッセイの『ホワイトホットOG #7 NANO』。フローネックと呼ばれる形状で、マークセン仕様のフラットなライ角になっている。ネオマレット型に属するいわゆるツノ型で、ミスヒットに強いタイプ。シャフトを手のヒラの上に置いて重心角を調べると、フェースが斜め上を向く。ネオマレット型によく見られるフェースバランスタイプではないようだ。
昨年、このパターについて取材した際には、次のように話していた。「目の真下よりも遠くにヘッドを置いて、ストレート軌道で振りたいんです。そうするとダフらないから、このネックが打ちやすい」とスムーズなストロークで芯をヒットできるという。
こだわりのエースパターだが、長年使用するクラブはほかにもある。60歳になっても280ヤードの飛距離は健在。ドライバーは2022年発売のやさしいモデル、スリクソン『ZX5 MkII』にフジクラの『ベンタスTRブルー』を挿して使い続けている。「低スピンで飛ぶので飛距離が稼げます。打感がソフトなので、球を押し込んでフェードを打ちやすい」と話す。
5番と6番のユーティリティ型アイアンは2018年モデルの『ZU85』で、7番以下のアイアンは2014年モデルの『Z745』を使い込んでいる。「新しいユーティリティもテストするのですが、低スピンのライナーで飛んでいきます。ユーティリティはスピン量が欲しいので、高さが出てハイスピンの昔のモデルを使い続けています」と、ロングアイアンでもグリーンで止めるために旧作から替えられないという。
唯一、3番ウッドだけはテーラーメイドの最新モデル『Qi4D』を入れているが、60歳になっても衰え知らずのマークセン。手放せないクラブだらけのバッグに強さの秘密があった。
【プラヤド・マークセンのクラブセッティング】
1W:ダンロップ スリクソン ZX5 MkII(8.5度/ベンタスTRブルー 6X)
3W:テーラーメイド Qi4D(15度/ツアーAD FI 7-X)
5W:テーラーメイド ステルス(18度/ベンタスTRブルー 7X)
3U:ダンロップ スリクソン ZX(19度/テンセイプロ オレンジ1K HY80)
4U:ダンロップ スリクソン ZX(23度/N.S.PRO モーダス3)
5,6U:ダンロップ スリクソン Z U85(26,29度、N.S.PRO モーダス3)※2018年モデル
7I~PW:ダンロップ スリクソン Z745(N.S.PRO モーダス3)
54,60度:ダンロップ クリーブランド RTX ツアーラック(N.S.PRO モーダス3 ツアー125S)
PT:オデッセイ ホワイトホットOG #7 NANO
BALL:スリクソン ZスターXV(イエロー)
