<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇8日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>
今年もツアーを席巻するのは佐久間朱莉なのか。そう思わざるを得ない強さを見せた昨季女王は、“ほぼ不変”のギアを携えてシーズンに臨んでいる。
ウッド類は前モデルの『G430』を継続使用。もちろん最新クラブをテストしていないわけではない。フェアウェイウッドやユーティリティでは現行モデルを試した時期もあったが、最終的には前モデルに落ち着いた。その理由をこう明かす。
「もちろん440もとてもいいクラブですが、430がずっと上にいて、超えられなかったっていうのもあります。打感と球の飛び方が好きなので、私のスイングにマッチしてくれている。去年よかったから替えたくないって気持ちもあるので今年もそのままです」
ただし、今週はセッティングに小さな変更を加えた。4番ユーティリティを外し、7番ウッドをバッグに入れた。その理由は「6番アイアンとユーティリティの間が結構空いてしまっていた」からだ。
昨年後半からは5番アイアンを入れて飛距離差を埋めようとしたが、どのクラブを抜くかが悩みの種になっていたという。
「毎週これを抜いて、今週は違うのを抜いて…とやっていた。5番アイアンをずっと入れたいと思っていたので、上を詰めるために7番ウッドをこのオフで試した」
そこでロフト21度の7番ウッドを投入。飛距離は190~200ヤードほどで、この距離帯を埋めたことでお気に入りの5番アイアンにも、より自信を持って向き合えるようになった。
もう一つ特徴的なのが5番アイアンのシャフトだ。日本シャフトのユーティリティ用シャフト『MODUS3 HYBRID G.O.S.T』を装着している。「普通の6番アイアンまでの流れで5番アイアンを入れると難しすぎちゃって。シャフトも替えて、ヘッドもi240で、すごくやさしくて距離もいい感じだった」と、昨年後半から使用を続けている。
なお、ウェッジは新製品『s259』を投入している。どんなシチュエーションでも安定してスピンがかかることが特徴で、海外の契約プロたちも次々とスイッチしているモデルだ。
このウェッジではしっかりと見せ場も作った。3日目、開幕からの連続ボギーなし記録更新がかかった8番パー3では、ふわりと上げたボールをピンそば1.5メートルにつけ、見事なパーセーブ。思わずサムアップが飛び出し、44ホールの記録更新を果たした。
バンカーからの脱出に適したEグラインドをバッグに入れており、「本当にヘッドの重さで打てるいいクラブ。Eグラインドにしたことで、距離感の難しいライからでも抜けがよかったですし、バンカーからではバウンスがしっかり当たってくれたので替えてよかった」と、その良さを口にした。
年間女王が翌年の開幕戦を制したのは、2001年と03年の不動裕理以来、2人目(3度目)。今年も女王・佐久間がツアーの中心になりそうだ。
【佐久間朱莉の優勝ギア】
1W:ピン G430 MAX 10K(9° レジオフォーミュラMB+S55 45㌅)
3W:ピン G430 MAX(15° レジオフォーミュラMB+ S55)
7W:ピン G430 MAX(21° レジオフォーミュラMB+ S65)
5U:ピン G430(26° N.S.PROプロトタイプ)
5I:ピンi240(N.S.PRO MODUS3 HYBRID G.O.S.T)
6~7I:ピン BLUEPRINT S(N.S.PRO プロトタイプ)
8~W:ピン BLUEPRINT T(N.S.PRO プロトタイプ)
50(48),54(52),58(57):ピン S259(N.S.PRO プロトタイプ)
PT: ピン SCOTTSDALE DS72
BALL:タイトリスト Pro V1x
