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宮崎名産・地鶏封印も効果アリ!? 古江彩佳は“クセのある”最終戦でなぜ強い?

宮崎名産・地鶏封印も効果アリ!? 古江彩佳は“クセのある”最終戦でなぜ強い?

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年11月25日 17時30分

チキンはノーサンキュー! 古江彩佳が強気なパットで難コース制圧
チキンはノーサンキュー! 古江彩佳が強気なパットで難コース制圧 (撮影:村上航)
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 初日◇25日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>

逆転で賞金女王となるには単独2位以上が最低条件というなか、9バーディ・1ボギーのコースレコードタイ「64」で、8アンダー・単独首位スタートを決めた古江彩佳。今大会は2度出場して両方とも2位タイと好成績を収めている。コーライ芝のグリーン、強い風、グリーンを外せばティフトン渦巻くラフ…。そんなクセの強い大会で、なぜ強さを発揮することができるのか。

最新! 古江彩佳のドライバースイングをコマ送りで【連続写真】

まずはマネジメント。今大会のグリーンは硬く速い。さらに受けているホールも多いところでは、奥につければかなり難易度が上がる。外せばそれ以上だ。古江は徹底して手前から攻めて、大けがを防いでいる。その狙いは左ラフに入れてしまった1番の2打目からピタリとはまった。

「本来であれば126ヤードは50度のウェッジでは届きません。でも、ラフとフォローの風を計算して、エッジに落とそうと思って。グリーンには行ってほしくなかった」。狙いすましたショットでエッジに落ちた球はグリーンを転がり、16ヤード先に切られたピンそば30センチにつけてお先にバーディ。ランの計算が立つ正確無比なショット、完璧なマネジメントが両立しているから、保険を掛けつつ攻めていけるのだ。

さらに、ピンに絡まなかったところでもパッティングは冴えわたった。「パターが入るかは運しだい」というコーライ芝でも、5メートル以上のバーディパットを3度も決めている。心がけているのは「芯で打つ」ことと、強気でいくこと。「芯で打つことによってヨレは少なくなると思う」。さらにはこんなゲン担ぎも。「大会期間中は鳥を食べません。英語でチキン(臆病者)なので」と地鶏の名産地・宮崎でもチキンはNG。弱気の虫を取り除くゲン担ぎも、強気のパットに影響していそうだ。

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