<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2日目◇3日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)>
スーパールーキーの中野麟太朗が今週から投入した3Wを武器に上位争いに食い込んできた。サスペンデッドとなっていた第1ラウンドの残り3ホールで1つスコアを伸ばすと、第2ラウンドはボギーなしの「65」。一日で8つスコアを伸ばし、首位と3打差のトータル9アンダー・15位タイで決勝ラウンドに進んだ。
初日の9番パー4のティショットが、届かないはずの池に入った時から薄々気が付いてはいた。“この3W飛ぶかもしれない”。2日目にしてそれが確信に変わった。スタートの10番パー4は「確かに振ったんですけど、295ヤードのFWにいて…」。ドッグレッグの11番パー5は「1Wでも行かなそうなラフに突き抜けました」。
以前の3Wはキャリー260ヤードだったが、新しい3Wは「ロフトを1度立てているのもあるんですけど、270ヤード。振れば280ヤードですね」。この日1Wを握ったのは3回だけ。ほとんどのホールでティショットに3Wを使用してスコアを伸ばした。
新しい3Wは未発表モデルのスリクソン「ZXi RKT」。並行してテストしてきた1Wの投入は今週見送った。「スリクソン進化しちゃったな、って感じですね。決勝ラウンドでは1Wも使うか考えていたんですけど、飛び過ぎるのでまだ怖いです」。フェアウェイを外したのは突き抜けた11番だけ。1W並みの飛距離の3Wでコースを攻略した。
ルーキーとあって、今大会は当然初出場。西那須野CCは冬の顔しか知らなかった。「KGA(関東ゴルフ連盟)の研修会が毎年冬にあるんですけど、寒いし難しいんで、2アンダーが出ればうれしいんですよ。それが今週は一日2アンダーじゃ予選を通らない。新鮮ですね」。夏の西那須野攻略にはフェアウェイキープが大事と学んだ。
「絶好調という感じでもなく、ボチボチ。ピンチもなく、パッティングが入ってスコアを伸ばせたのできょうは理想的。ここから決勝ラウンドで絶好調が来るかもしれないし、爆発は最終日まで隠しておきたいですね」。過去の優勝スコアを見ても、まず目指すのは20アンダー。初優勝のためには、さらにスコアを伸ばす必要がありそうだ。
若武者の持ち味は爆発力。「7アンダーで大爆発なんて書かないでくださいよ(笑)」。初優勝の期待を背負う22歳は不敵な笑みを浮かべた。(文・田中宏治)
