<~全英への道~ミズノオープン 事前情報◇27日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7480ヤード・パー72>
「全英オープン」の切符をかけた戦いが今年もあすから始まる。昨年悲願の初優勝を遂げたコースにディフェンディングチャンピオンとして帰ってきた阿久津未来也だが、今年は少し苦戦しそうな様子だ。
「優勝したコースで、きょうもラウンドしていていいイメージのホールがありました。ただ、スイングでイメージとかみ合っていない部分があって、今年はなかなかタフな戦いになりそうです」
阿久津がこう話すのは、ドライバーショットに悩みがあるから。「前澤杯くらいからちょっとおかしくて。振って曲がるならいいんですけど、今は振っていないのに曲がってしまう。他の部分でごまかしていても、関西オープンでも日本プロでも、ダボを叩いて予選通過に1打届かなかった。ちょっと変に意識し始めてしまっていますね」。
しかし、今大会は全長7480ヤードで、瀬戸内海の強風が吹くタフなコース。阿久津も「ドライバーのティショットの貢献がかなり大きい」と理解しているが、「試合はあすから始まるので、今できることをどうにか頑張りたい」とスイングを大きく変えることは難しい。
「まだ、あすどうするかは決めていませんが」という前置きがあったものの、「実はドライバーを抜いて、“飛ぶ3W”を入れようか考えています」とクラブに活路を見出そうとしている。
テーラーメイドのツアーレップに確認すると「フェースがチタン、ロフトも立っているプロトタイプがあるので、それをお渡ししました」とのこと。実際に見せてもらうと、ソールに3つの可変ウェイトが付く同社の『Qi4D TOUR』で、ロフト角は14度の表示。フェースもチタンとのことで、通常のステンレスよりも初速性能の高さもあることが予想される。
大胆なクラブ変更を検討する理由はやはり“全英”にある。「会場は変わっても、あの雰囲気は何度も体験したいし、何回もリベンジしたいという気持ちが芽生えた。日本の試合で、全英への枠が3つもあるというのはものすごい大きいこと。せっかくだからこそ、そこに滑り込みたい」。あす、コース攻略のカギとなるティショットをドライバーで攻めるのか、新兵器で挑むのかにも注目したい。(文・杉本夏希)
