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【男子ツアーの深層】優勝争い終盤の“勝負の分かれ目”を感じ取れる二人の経験値

【男子ツアーの深層】優勝争い終盤の“勝負の分かれ目”を感じ取れる二人の経験値

所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi

配信日時:2016年11月8日 07時10分

 「今大会で最も気を使ったのが、16番ホールのピンポジションです。最終日は全体的に4日間のなかで最も難しいホールロケーションを設定していますが、15番からの4ホールは“ターゲットが狭くなる”ようにカップを切っていました。プレーする選手からすれば、漠然と狙うのではなく“狙っていく位置が絞れる位置”といいましょうか…。16番もその条件を満たした上で、グリーン左サイドの段の真下、窪んでいるスポットで“落とせる幅がカップ5m以内の位置”に設定。少しでも左へいけばラフでバーディ奪取が難しくなりますが“優勝争いの真っ只中でグリーンセンターにセーフティに打たせたくない”“勝負どころでゾーンに入った選手に狙ってきて欲しい”との願いを込めていました(田島)」

 オナーの池田はピンハイを狙って、見事約2.5mのバーディチャンス。「上がり3ホールはバーディを獲ると決めていた。先に打った勇太があの状況でもピンを狙ってくるので、自分も負けじと。左に落としたらボギーも覚悟しましたが、フォローの風が強く“そこまで曲がらないな”と思ったので。良いショットが打てましたね」と試合後に振り返った谷原も、4番アイアンで振りぬいたショットを1.5mのチャンスにつけるスーパーショット。

 一方百戦錬磨の二人とは対照的に稲森はグリーンセンター右寄りに着弾。安全と思われる位置を狙ったように思えたが、この3者の選択と結果が“優勝経験者と未経験者の差”を大きくあらわしているという。

■ ホールロケーションの意図を本能的に感じられるか、否か…。

 「あの選択は重要なポイントでした。16番のピン位置は左のラフに外してもアプローチで寄せられる可能性が高かったのです。窪みの傾斜を利用して止めることができるので、バンカーに入っても問題なかったと思います。

 優勝争いの演出的にも、ピンハイを狙わせた上で“ピンそばに寄せたらスーパーショット”、ラフやバンカーに外してギャラリーからため息が漏れたとしても“見事なリカバリーでパーセーブでギャラリーにプロの凄さを伝えられる”という意図がありました。逆にセンターより右サイドに置きにいった場合は“必死の2パット”にさせたかった。

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