国内女子ツアー、米国女子ツアーもいよいよ終盤戦。各選手のダウンスイングにどのような差があるのかをプロコーチに解説してもらった。
配信日時：2025年10月9日 17時27分
昨季3勝を挙げている川崎春花 （撮影：上山敬太）
今季は目立った活躍こそないものの、昨季3勝を挙げた片鱗を随所に見せている川崎選手。ダウンスイングで沈み込みの反力、下方向への力をうまく使って、飛距離につなげているスイングだと感じます。
トップまではノーコックに近い形で、体でクラブを上げていきます。体を大きく回していくので、ややリバースピポットに。体も伸びるような印象を受けますが、トップはとてもコンパクト。シャフトがクロスする前に切り返しているので、ダウンスイングでクラブが大きく寝ることはありません。
切り返しでは、左ワキ腹を縮めると同時に右足を曲げて下方向へ力を加えています。沈み込むことで反力を得ているわけです。そのまま右足の角度をキープ。クラブを自然と寝かせて、体の回転で打っていく。体幹もうまく使ったスイングで、効率良くボールに力を伝えています。
左ワキ腹を縮めながら切り返し、右足を曲げて下方向に力を加える。そのまま右足の角度をキープし、体の回転で打つ （撮影：米山聡明）
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