山下美夢有|無駄のないシンプルダウンでプレッシャーにも強い
7月の「AIG女子オープン」で歴史的な優勝を果たした山下選手はシンプルで無駄のないスイングをしています。
ダウンスイングでは、ヒザの角度や間隔が大きく変わることなく、その場でクルッと回るだけ。特徴的な動きは感じられません。左右への体重移動はほとんど見られず、胸郭を回して元に戻す。ドシっと構えて上半身をターンさせるという、本当にシンプルな動きをしています。
ダウンスイングでシンプルに動けるのはスイングの初期段階で、やることを決め、あとは体を回すだけだからこそ。動き出してすぐのタイミングでヘッドを閉じて上げ、ボールをつかまえられる状態を作っています。
やることが少ないので、メジャー大会のようなプレッシャーの中でも崩れない、強いスイングだと思います。
