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原英莉花、竹田麗央、河本結……同じ球筋なのに“下ろし方”は全然違う! 女子プロ10人のダウンスイング比べてみた

国内女子ツアー、米国女子ツアーもいよいよ終盤戦。各選手のダウンスイングにどのような差があるのかをプロコーチに解説してもらった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年10月9日 17時27分

吉田優利|低いトップからインに下ろして強烈ドロー

国内で1勝を挙げ、米ツアーでシードを目指して戦う吉田優利

国内で1勝を挙げ、米ツアーでシードを目指して戦う吉田優利 (撮影:佐々木啓)

3月に開催された「Vポイント×SMBCレディス」で優勝し、米ツアーでも活躍する吉田選手。河本選手と同様にレイドオフのトップからクラブを立てながらダウンスイングしていますが、吉田選手はドローヒッター。2人の違いはトップの手元の位置とスイング軌道にあります。
 
吉田選手はトップが低く、インサイド軌道が強い。トップが低くなると、クラブが立つ度合いが小さくなり、インサイド・アウト軌道になるので、出球はセンターから右方向になりやすい。また、ダウンスイングで胸の面を右に向け続けているので、インサイドからの軌道が強くなり、ドローを打てるのです。
 
ダウンスイングでもう1つ注目してほしいのが、思い切ってダウンスイング以降で腰を切って回している点。腰を切ると軸が右に倒れてあおり打ちになりやすい。しかし、吉田選手は体幹が強いですし、クラブをプレーンに乗せる動きが上手い。クラブが寝て振り遅れる要素がないからこそ、腰を切ってスピードを上げられます。キレのいいスイングで終盤戦のプレーにも期待です。

レイドオフの低いトップから、胸の面を右に向け続けたままクラブを下ろし、インサイドからクラブを入れている
レイドオフの低いトップから、胸の面を右に向け続けたままクラブを下ろし、インサイドからクラブを入れている
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レイドオフの低いトップから、胸の面を右に向け続けたままクラブを下ろし、インサイドからクラブを入れている (撮影:福田文平)

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