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今季の石川遼に爆発の予感 左のミスを消すために、フェースをシャットに使う!? その真意とは【プロコーチが解説】

今季の石川遼に爆発の予感 左のミスを消すために、フェースをシャットに使う!? その真意とは【プロコーチが解説】

国内男子ツアーが4月10日(木)にいよいよ開幕する。昨季2勝を挙げ、通算20勝に到達した石川遼は「スイングを良くできてコンプレックスはなくせている状態。スイングにもクラブにも不満はない」と昨年末の取材で明かしている。そんな石川のスイングを臼井麗香のコーチを務める柳橋章徳氏に解説してもらった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年4月7日 13時50分

スイング改造をした石川遼はトップで左手を掌屈させるようになった。その真意とは?
スイング改造をした石川遼はトップで左手を掌屈させるようになった。その真意とは?

国内男子ツアーが4月10日(木)にいよいよ開幕する。昨季2勝を挙げ、通算20勝に到達した石川遼は「スイングを良くできてコンプレックスはなくせている状態。スイングにもクラブにも不満はない」と昨年末の取材で明かしている。そんな石川のスイングを臼井麗香のコーチを務める柳橋章徳氏に解説してもらった。

【連続写真】早めに左手を掌屈をしたらずーっとキープ! 石川遼の左のミスを消したドライバースイング



石川選手は、左手首をヒラ側に曲げる、いわゆる“左手の掌屈”を取り入れたスイングです。左手を掌屈させ、その角度を保ったままインパクトに向かっています。手首を固めて、フェース開閉の速度が激しくなるのを防ぐことが狙いでしょう。

比較的早い段階で掌屈することで、ヒジ下の回旋を少なくでき、フェースをシャットにしたまま、体の回転で打っていけます。石川選手の素振りを見ていると特にそう感じますね。以前はフェース開閉をうまく使って打っていましたが、おそらく左へのミスが嫌だからヒジ下の回旋を抑えてフェース開閉を減らし、インパクトを一定にしようとしているのだと思います。

また、下半身の使い方、軸の管理は一級品です。テークバックで一度右にいってから左に踏み込みますが、大きなブレがなく、左右のバランスがいい。切り返しで地面をしっかり踏めているし、地面反力もうまく使えていますね。

■石川遼
いしかわ・りょう/ 1991年生まれ、埼玉県出身。15歳のツアー初優勝から積み上げた勝利数は「20」。20年からスイング改造に取り組み、昨年は2勝を挙げている。CASIO所属。

■柳橋章徳
やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。強豪・中央学院大学ゴルフ部ではレギュラーとして活躍。PGAティーチングプロA級の資格を取得し、男女のトッププロを指導。現在は臼井麗香のコーチを務める。



世界中のツアー通算113勝を挙げているジャンボ尾崎のスイングは、現代でも大いに参考になる。関連記事「ジャンボ尾崎は40年前から時代を先取り! 小さなメタルウッドで300Y飛ばす秘密とは?【ジャンボ軍団が解説】」で解説している。

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