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メジャーで初Vの金澤志奈 1Wは20年発売、FWは21年発売、軟鉄アイアンは22年発売とやや古めのモデルを使う理由は?

「ソニー 日本女子プロ選手権」のプレーオフで桑木志帆を破り、地元・茨城開催のメジャー大会で悲願の初優勝を果たした金澤志奈。徹底して“やさしさ”を追求したクラブセッティングを取材した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月23日 11時00分

やや古めのギアを使う金澤
やや古めのギアを使う金澤

「ソニー 日本女子プロ選手権」のプレーオフで桑木志帆を破り、地元・茨城開催のメジャー大会で悲願の初優勝を果たした金澤志奈。徹底して“やさしさ”を追求したクラブセッティングを取材した。

【写真】古めの7Wは刃が出て拾いやすい 軟鉄アイアンはシャープで構えやすい

ドライバーは、2020年発売の本間『T//WORLD TR20 460』(9.5度)に『ディアマナ BF 50SR』シャフトを使用。やさしさに惚れ込んで採用している。

「振りやすさもありますし、少しスピン量は多いですが、そのぶん、弾道をコントロールしやすい点が気に入っています。『ディアマナ BF 50SR』は中元調子で、もう換えられなくて4年ぐらい使っています。振りやすいですし、ヘッドとの相性もいいですね」

3・5・7Wは、2021年発売の本間『T//WORLD GS』(15・18・21度)を使用。飛ばし屋ではない金澤にとって、ショートウッドは生命線となる。こちらも2021年発売とやや古いモデルだが、その理由は明確だ。

「とにかくすごくやさしいんですよ。球を拾いやすく、高弾道の球が打てます。5Wや7Wだとスピンが入って、グリーンでしっかり止まってくれます。それが一番いいところですね。高さも出て距離も出るので、『ソニー 日本女子プロ選手権』ではラフが長かったですが、しっかりグリーンを狙っていけました」

アイアンは7I~PWで、2022年発売の本間『T//WORLD TW757 Vx』に『N.S.PRO 850GH S』を組み合わせている。ドライバーやフェアウェイウッドはやさしさ重視だが、アイアンには軟鉄鍛造のアスリート向けモデルを選択。その理由は何だろうか。

「アイアンは抜けがいいんです。ソールを前後で削っているわけではないですが、打ちやすい形状ですね。顔は分厚いヘッドより、小さい方が好みです。やっぱり弾道をコントロールしたいので、シャープな方がいい。アスリート系のモデルはピンが入りやすく、タテ距離も合わせやすいです」

ウッドはやさしさ重視、アイアンはタテ距離重視と、明確に役割を分けていた金澤。徹底したクラブ選びこそが、安定したスコアメイクのカギとなっている。

【金澤志奈のクラブセッティング】
1W:本間 T//WORLD TR20 460(9.5度/ディアマナ BF 50SR)※2020年発売
3・5・7W:本間 T//WORLD GS(15・18・21度/ツアー AD TP-5S)※2021年発売
5・6U:本間 T//WORLD TW717(25・29度/VIZARD UT-H7)※2013年発売
7I~PW:本間 T//WORLD TW757 Vx(N.S.PRO 850GH S)※2022年発売
46度:本間 T//WORLD TW-W(N.S.PRO 950GH S)
50・56度:フォーティーン RM-22(N.S.PRO 950GH S)
PT:オデッセイ ホワイトホットOG 1WS
BALL:ブリヂストン ツアーB X

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