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最新ウェッジのロフト&バンスを一覧表でまとめみた! 山下は48・52・58度、アナタは何度?

グリーン周りでスコアメイクに直結するウェッジ。今回は、最新ウェッジのロフトとバンスをタイプ別に整理して一覧にした。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年8月27日 11時00分

最新ウェッジ40本のロフトとバンスをタイプ別に整理して一覧化
最新ウェッジ40本のロフトとバンスをタイプ別に整理して一覧化

グリーン周りでスコアメイクに直結するウェッジ。今回は、最新ウェッジ40本のロフトとバンスをタイプ別に整理して一覧にした。

【ウェッジ40本試打】売れ筋上位の『SM10』『RTZ』を、スイング軌道との相性を検証!

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一覧表を見てみると、いくつかの傾向が浮かび上がる。

マニュアルタイプや万能タイプはバンスが少ない傾向にある。フェースを開いてスピン量や打ち出し高さをコントロールしやすくするためだ。バンスが少ないモデルは、シャフトを地面に真っすぐに構え、ボールを左足寄りに置いて払い打つプレーヤーに合いやすい。

一方、オートマタイプやセミオートマタイプはソール幅が広く、バンスも大きい設計が多い。バンスが大きいと地面に刺さらず、ソールが滑ってミスを防げる。ボールを右足寄りに置いて打ち込むタイプに向き、グースネック形状のモデルもこの打ち方に適している。

各社、ロフトバリエーションが増える傾向だが、最近の女子プロを見ると、立ったPWに合わせるため、それ以下の「3本派」が増えている。メジャーを制した山下美夢有は、PWの下に48・52・58度のクリーブランド『RTZ』を投入。グリーン周りでは58度を多用し、その上の番手はフルショット前提で100Y前後の精度を高める狙いがある。多くの場合、100ヤード基準の番手を決め、そこから逆算してロフトを設定している。

一方、男子プロには「セットのPWを抜く4本派」が目立つ。石川遼はPWを抜き、48・52・56・60度の『OPUSプロト』を使用。PWは反発力が高すぎて距離が合わないため、代わりに高重心でスピン性能に優れる48度を採用しているのだ。

ウェッジのロフト選びで重要なのは、「最も多用するロフトを何度にするか」。男子プロでは、硬いグリーンでも止められるよう60度を選ぶ選手も多いが、アマチュアには扱いが難しいもの。打点が上にずれやすく、ポッコンのようなミスも増えがちになる。

距離感が安定しないアマチュアは、58度を使っているなら、一度56度を試すのも一案だろう。ロフトが立ったモデルの方がフェースにボールが乗りやすく、距離感も安定しやすい。自分のスイングタイプと目的に合わせてロフトを選べば、寄せワン率も着実にアップするので、一度再考してみるのもありかもしれない。

【試打リスト】
★タイプA(マニュアル)
常にフェースの開き具合で距離を打ち分けたり、大きく開いて球の高さとスピンでボールを止めたい上級者向き。

キャロウェイ:OPUS Tグラインド
クリーブランド:RTZ LOW
フォーティーン:FRZ Tソール
タイトリスト:ボーケイ SM10 Tグラインド

★タイプB(万能)
基本的にはフェースを開いて打っていて、できるだけミスを防ぎたい中・上級者向き。フェースを開ける幅は『Aタイプ』より狭めだが、ある程度スクエアに構えてダウンブローに打っても刃が刺さりにくい。

キャロウェイ:OPUS Cグラインド
クリーブランド:RTZ ADAPT
コブラ:KING Vグラインド
コブラ:KING Aグラインド
フォーティーン:FRZ Sソール
フォーティーン:FRZ Hソール
キャスコ:ドルフィン DW-125G
タイトリスト:ボーケイ SM10 Sグラインド
タイトリスト:ボーケイ SM10 Mグラインド
テーラーメイド:MG4 LB

★タイプC(セミオートマ)
基本的にはスクエアに構えて打っていて、状況によって少しフェースを開いたり入射角を調整できるセミオートマタイプ。

キャロウェイ:OPUS Sグラインド
クリーブランド:RTZ MID
コブラ:KING Dグラインド
コブラ:KING Wグラインド
ミズノ:Mizuno Pro T-1
ミズノ:Mizuno Pro T-3
ブリヂストンゴルフ:BITING SPIN
ロイヤルコレクション:BB PLUS
タイトリスト:ボーケイ SM10 Kグラインド ローバウンス
タイトリスト:ボーケイ SM10 Dグラインド
テーラーメイド:MG4 SB

★タイプD(オートマ)
常にスクエアに構えてダウンブローに打つオートマタイプで、アプローチでダフリやザックリのミスが出やすい初・中級者向き。

キャロウェイ:OPUS Wグラインド
クリーブランド:RTZ FULL
フォーティーン:FR-5
プロギア:PRGR 0
ピン:BunkR
タイトリスト:ボーケイ SM10 Fグラインド
テーラーメイド:MG4 HB

■試打・解説:追分浩一
おいわけ・こういち/ショートゲームの理論に精通するティーチングプロ。スイングとクラブのマッチングをもとにしたフィッティングに力を入れている。

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