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調子UPのキッカケはYouTube!? 高3の松原柊亜は“河本結流”ルーティンでプロテストへ

JLPGA最終プロテストに挑む選手たち。高校3年生の松原柊亜がヒントを得た選手とは?

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2024年10月28日 18時38分

松原柊亜は河本結のルーティンをマネて調子上向き
松原柊亜は河本結のルーティンをマネて調子上向き (撮影:福田文平)

<JLPGA最終プロテスト 事前情報◇28日◇大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6602ヤード・パー72>

昨年の「日本ジュニア」5位など、トップジュニアとして活躍してきた高校3年生の松原柊亜(しゅあ)は16位で通過した9月の2次予選から調子を上げてきた。好調のきっかけをくれたのはYouTube。「程遠いんですけど、私の理想のスイングなんです」という河本結のルーティンを取り入れることでショットが安定したという。

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松原は2次予選通過後の2カ月弱で約10回、舞台となる大洗ゴルフ倶楽部で練習ラウンドを重ねていた。「最初はどこに打っていいか全く分からなくて、スコアは『78』でした。5~6回来ても『75』、『76』とかで…。でも、最後の3回はアンダーも出るようになって、60台も出たので、何回も来て良かったなと思ってます」。コースが分かってきたと同時に、調子も上がってきたのが、好スコアが出るようになった理由だ。

ポイントはアドレスに入るまでのルーティンを変えたこと。右手を一度クラブから離し、ヒジをしっかり下に向けてからクラブを握り直す。「河本結さんがYouTubeで今季このルーティンをやり始めてからショットが安定したと話していて、2週間ぐらい前に私もやってみようと思って、試してみたらショットが安定するようになりました」。憧れの河本と面識はないが、YouTubeを通じて最高のアドバイスをもらうことができた。

1次予選は初日の51位から巻き返しての37位通過。2次予選は初日2位の好スタートからの16位通過だった。「1次は初日『74』でめっちゃ焦っちゃって、最終日もギリギリのところでプレーしていたので、プレッシャーでドライバーが曲がりまくってました。2次は初日が良かったので、その後は高校生の試合ぐらいの気持ちで回れました。初日が本当に大事だなと思います」。目標とする4日間イーブンパーをクリアするために、初日にしっかり貯金を作るのが理想のシナリオ。「いきなりボギーだと気持ち的にもアレなんで」とカギを握るホールにもスタートホール(初日は10番)を挙げた。

今年「日本女子アマ」を制した鳥居さくら、ナショナルチームメンバーの藤本愛菜など、最終プロテストには同学年の高校3年生が数多く進出してきた。「今はすごく若いうちから活躍しているプロの方が多いので、友達とは『できるだけ早く通った方がいいよね』と話しています。1学年下はすごく強い世代で、来年のプロテストも大変だと思うので、絶対に今年受かりたいです」。プロテスト期間中の30日が誕生日。同い年の仲間、ライバルたちとともに合格を果たし、自らの18歳を祝うつもりだ。(文・田中宏治)

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