<Norton Next Generation Tournament(1日競技)◇26日◇成田ゴルフ倶楽部(千葉)◇6,453ヤード・パー72>
今季初出場の川畑優菜が6アンダーで並んだ藤川玲奈との4ホールに及ぶプレーオフを制し、ツアー初優勝を飾った。現在は台湾ツアーを主戦場とする21歳。「今日は父の誕生日。優勝をプレゼントできたのが一番嬉しいです」と孝行娘ぶりを発揮した。
パーをセーブする川畑とバーディチャンスを生かせない藤川、18番パー4を舞台に行われたプレーオフはそんな展開が繰り返された。「(藤川のバーディパットが)入るんだろうなと思った場面もあったし、まさかパーで勝てるとは思っていませんでした」。結果的には静かに我慢を続けた川畑に勝利の女神が微笑んだ。
先週は台湾ツアー「WPGレディースオープン」に出場し、自己最高の9位と健闘した。予選ラウンドはなんと元世界ランキング1位のヤニ・ツェンと同組。「ルーティンから雰囲気が出ていて、すべてが違うなと思いました。ヤニ・ツェンさんと回れたことが優勝に繋がったと思います」。技術を目で盗んだだけでなく、おススメの豆花(台湾のスイーツ)のお店を教えてもらい、実際に足を運んできたという。
一方で台湾にいた時から体調を崩していた。今回は帰国後すぐの参戦。「目も腫れて、喉が腫れて、肌も荒れて大変でした」。25日は病院で診察を受け、症状を抑える薬をもらってなんとか出場にこぎつけた。今回マスク姿だったのも、この影響。「今日は回り切ることしか考えていなかったので、逆に一打に集中できていたのかなと思います」。正規の18ホール、プレーオフ4ホール、合計22ホールをノーボギーでプレーした。
台湾でも、ネクヒロでも、川畑のプレーを支えているのがキャロウェイのNew「クロムツアーX」。軟らかい打感が好みで、各社のX系の中でも軟らかいこのモデル選んでいるという。「1Wは飛ぶし、アイアンやアプローチではしっかりスピンがボールです。風に強いのもポイントでアゲンストの影響を受けづらいですね。台湾は風速10メートルが当たり前みたいな感じなので、すごく助けられています」。今回の優勝にももちろん大きく貢献した。
先日のトップ10入りで台湾でのシード獲得の可能性も広がったが「来年はJLPGAでプレーしたいです」とプロテスト合格が目指すべき目標だ。課題は簡単にボギーを打たないこと。その点では大きな自信を得た一日でもあった。来月8日の第8戦も台湾ツアーからの強行軍。「それも経験だと思っています」。不安のないコンディションで再び優勝争いを演じたい。
