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死闘のPO制し竹田麗央が“米ツアー初優勝” 予選会免除で米国メンバー入りに「そこが一番うれしい」

竹田麗央が6ホールの死闘を制して、米ツアー初優勝を果たした。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年11月3日 17時27分

<TOTOジャパンクラシック 最終日◇3日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>

プレーオフ6ホール目。最後、1メートル強のバーディパットを沈め優勝を決めると、竹田麗央は両手をあげ、よろこびを体全体で表現した。普段は、優勝を決めてもリアクションは少なめだが、それが激闘ぶりを伝えてきた。

日没ギリギリでした【写真】

米ツアー初優勝を決めた後のインタビューで、開口一番「本当に長くなってしまってすいません」と見届けたギャラリーに謝ると笑いが起こった。「最後に優勝できてすごくうれしいです。(日没時間の兼ね合いで)このホールがラストと聞いたので、やるしかないと思った。やっと終わったと思いました」。これが日本での今季8勝目だが、初めてプレーオフを制してつかんだ優勝だった。

10番と11番、14番と15番で2度の連続バーディを奪い、首位固めをしていたマリナ・アレックス(米国)に最後まで食らいついた。16番でイーグルを奪い1打差にすると、2オンに成功した正規の最終18番のバーディで追いついた。ライバルとの争いについては、「いいプレーを前半からしていて、途中で3打差をつけられた時は正直厳しと思った」とも明かす。しかし「最後まで諦めずプレーできて良かった」という執念が実った。

これで2年間の米国ツアー出場権も獲得。やはり、これが一番重要な“恩恵”となる。本来であれば12月5日から米アラバマ州で行われる米ツアー最終予選会にエントリーしていたが、それが“免除”に。「12月の予選会を受けなくてもよくなったので、そこが一番うれしいです」。こう言うと、笑みもこぼれる。

「来年、初めてアメリカツアーに行くけど、いろんな経験をして優勝できたらいいなと思います」。あとは日本の女王という肩書で米国へ渡るため、残り3試合も全力を尽くしていくだけだ。

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