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初優勝者数はすでに過去最多! 勝みなみ、西村優菜も“ルーキー旋風”に続け

米女子ツアーで吹き荒れる“ルーキー旋風”。西村優菜、勝みなみもその流れに乗りたい。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年10月5日 12時02分

<アセンダントLPGAベネフィッティング ボランティアーズ・オブ・アメリカ 事前情報◇4日◇オールド・アメリカンGC(米テキサス州)◇6517ヤード・パー71>

米国女子ツアーは、若手の活躍がめざましい。今季の海外メジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英)以降、直近5試合でルーキーが3勝。シーズンを通してみても、ここに2人加えた5人が初優勝を飾っている。

西村優菜のインタビューを撮って出し!【動画】

22歳のグレース・キム(オーストラリア)が4月「ロッテ選手権」で先陣を切ると、6月の「ミズホ・アメリカズオープン」では“タイガーを越える逸材”の呼び声高いローズ・チャン(米国)がプロデビュー戦で優勝する歴史的快挙を成し遂げた。

8月には、アレクサ・パノ(米国)が北アイルランドで19歳のバースデーV。さらに2戦後の「ポーランドクラシック」では、マンデートーナメント(予選会)を突破した19歳のシャネッティ・ワナセン(タイ)が大会記録を5打更新する大爆発で勝利した。先週は22歳のユ・ヘラン(韓国)が優勝。昨年12月の米最終予選会を通過した、ルーキーたちの勢いがすさまじい。

優勝したルーキーの人数(5人)としては、1980年以降で最多。申ジエ(韓国)やミシェル・ウィー・ウェスト(米国)らがルーキーだった2009年、キム・ヒョージュ(韓国)やミンジー・リー(オーストラリア)がデビューした15年の4人をすでに上回った。

そんなルーキー旋風が巻き起こっているなか、その新人たちのひとりとして米ツアーを戦っているのが勝みなみと西村優菜。これまで2回のリシャッフル(出場優先順位の見直し)を突破し、この終盤戦まで力強いプレーを続けている。

先週には西村が最終日最終組入りで優勝争いに加わった。惜しくも優勝は同い年のヘランに譲ることになったが、3位でフィニッシュ。来季のシード権も当確させた。勝は2戦目でいきなり7位に食い込む活躍。その後は持ち味でもあるパッティングに苦しみながらも、予選通過を続け、粘り強く戦っている。

シーズン最後に決まる“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”は、西村が未勝利選手のなかで最上の暫定4位、勝が暫定7位につけている。ともにルーキーとしても注目度抜群だ。

今週は勝、西村を含むツアールーキーが24人出場。西村はパノと予選ラウンドを同組でプレーする。テキサスでもルーキー旋風が巻き起こり、またも若き初優勝者が生まれるか? 日本勢もその勢いに乗っていきたい。

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