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「すごく追い込まれているな~って」 渋野日向子がフォーカスしたい“やるべきこと”

シード争いもラストマッチ。渋野日向子は初日を終えて何を思う?

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年11月14日 09時02分

<アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン 初日◇13日◇ペリカンGC(フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>

ポイントランキングトップ100に滑り込み、Qシリーズ(米予選会)の回避を目指す渋野日向子は、初日を1バーディ・2ボギーの「71」で回った。1オーバーは予選通過圏内(65位タイ)からの滑り出しとなる54位タイ。「ゼロには戻したかった」と悔しがるなか、平均スコア「70.713」というコースでなんとか踏ん張った。

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前半12番パー3で4メートルのスライスラインを決めてバーディが先行。最難関18番では、ティショットをフェアウェイバンカーに入れるミスがありながら、ボギーで切り抜けた。「あそこは仕方がないと切り替えができた」と後半へ。ただ、要所でセーブを光らせながら、チャンスをモノにできなかった。

1番では残り75ヤードからのウェッジショットがピンに絡まず。3番パー3では1メートルのバーディパットが、カップ手前で切れた。グリーン上については「慎重に行き過ぎて打てていない。最初の方に下りが続いたから、だんだん打ちきれなくなっていた」と振り返る。

足踏みが続く中で、「めっちゃいい感じにいった~」と見送った2打目がショートしたことをきっかけに5番でボギー。オーバーパーで初日を終えることになった。

「ドライバーショットがブレていたり、タテ距離が合っていなかったり。自分が思ったようなショットが打てた回数は少なかったけれど、打てたところでバーディを取り切れなかった。そういうところ」

米ツアーとしては1カ月半ぶりの試合。日本ツアーにスポット参戦したこの秋は、パッティングを「科学的に」見直すなど試行錯誤をしていた。ラインの合わせ方、素振りなどルーティンも一新したが、その成果は所々で発揮していたように感じられる。

4番のロングパットは尾根を這うように「いろんな傾斜を越えていきまして」タッチを合わせ、微妙なパーセーブパットを決める場面も目立った。ただ、本人としては「最低限、っていう感じ」と気を引き締めている。

現在のランキングは104位。100位との17.081pt差を逆転するためには、予選通過はもちろん、18ptを獲得できる単独37位以上が最低条件となる。

「いろいろ試行錯誤しながらやっているけれど、そこに関しては悪くない。あとは今ある状況に打ち勝てるか。すごく追い込まれているな~って思いながら回っていました。自分が置かれている状況で、自分のやるべきところができるか、というところにフォーカスしていたけれど、やっぱり力みましたねえ」。大事な18ホールとなる2日目も、まずは自身のやるべきことを再確認するところから始まる。(文・笠井あかり)

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